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2015年06月13日20:27

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チャベス:ザーキピリ

日本のお祭りにも似たピッコロの旋律に打楽器がお囃子のように絡み楽しい雰囲気を生み出している。フルートが参入しさらにクラリネットが加わる。クラリネットはひとしきりソロでも鳴らされる。小学生が学校の帰り道に歩きながら笛の練習をしているような場面を想像した。田舎道というノスタルジックな雰囲気が良い。トロンボーンも入り楽器が出揃うが合奏するわけではなく、それぞれの楽器がミニマル的な流れの中で思い思いの旋律を奏でて楽しんでいる。混然としながらまとまっているのは打楽器の多彩な支えのおかげだろう。副題は「想像上のアステカ族の音楽」となっている。つまり考古学的な考察は置いといてあくまでチャベスの語法で描かれた土俗的な響きなのだろう。アメリカナイズされていないし、形式にもこだわっていない所に魅力を感じる。淡々とした異国的な音楽に南米の情熱よりは日本の音楽の素朴さに近い近親間を覚えた。尚、打楽器は6人編成で合計10人の奏者で演奏される。タイトルのザーキピリはアステカ人の間で信仰された愛と花の神の名だが宗教的な雰囲気はない。一説には同性愛の神ということだが真偽は分からない。《Carlos Chávez(1899.6.13 – 1978.8.2):Xochipili macuilxoxhitl, Una música azteca imaginaria, para piccolo, flauta, clarinete, trombón y seis percusionistas.》




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