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2025年11月06日18:48

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「てっぺんの向こうにあなたがいる」

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1975年、エベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰エベレストの女性世界初登頂に成功した多部純子。その偉業は世界中を驚かせ、純子自身や友人、家族たちに光を与えたが、同時に深い影も落とすこととなった。登山家としての挑戦はその後も続き、晩年には闘病生活を送りながら、余命宣告を受けた後もなお、純子は笑顔で周囲を巻き込み、山に登り続けた〜(映画comより)

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エベレストだけでなく、女性としてやはり世界初の、世界7大陸最高峰制覇した田部井淳子。
この映画はその輝かしい登山家としての生涯を追う訳ではなく、吉永小百合演じる田部純子の、家族愛を描いているのですね。
若い頃はのんが演じていますが、あくまでプロローグという感じです。
なので本格的な登山シーンは、1975年のエベレストのそれのみなのです。

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男性優位が当たり前であった50年前に、女性がエベレストに挑戦することが、社会的にも経済的にもいかに大変であったか。
多くの仲間と支え合ってようやく実現したエベレスト登頂であったのに、結果的に彼女一人がその栄光を掴んだことから、仲間たちから離れられてしまう。
世界を股にかけて活躍する登山家である分、家庭不在が多くなり、「田部井淳子の息子」としてしか見られないと息子は反発し、高校を退学になったりする。
晩年、癌を罹病し余命宣告を受けながら、福島出身の彼女は、東日本大震災で被災した高校生達を何度も富士山登山に連れて行きます。
生涯に渡って支えてくれた夫(佐藤浩市)や、立ち直った息子(若葉竜也)の力を借りながら。

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以前、彼女の生涯を書いた「淳子のてっぺん」(唯川恵著)を読んで、その偉業への最大の敵は、そそり立つ氷の壁ではなく、苦しい高山病でも大規模な雪崩でもなく、女子登攀クラブ内の軋轢だったという事に驚いたものですが、この映画でもそれは描かれていました。
そして2016年10月に77歳で亡くなる、その3カ月前まで富士山プロジェクトで高校生たちを引率していたというのだから驚きます。
登山家の生涯を追えなかったのは残念ですが、これは吉永小百合の124本目となる映画出演作と見るべきなのでしょう。

「淳子のてっぺんの感想文」https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1971744858&owner_id=547825

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