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2017年07月23日21:27

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Je ne sais plus, je ne veux plus (もう分からない、もう望まない)

マルスリーヌ・デボルド・ヴァルモールは1859年7月23日にパリに没した19世紀の女流詩人。愛に生きた人と言えるのかもしれないが、常に愛が本物かどうか疑いを持ち、幾度か結婚し、子供までもうけているが結局本気で愛されていると実感を持てずに、不安に揺れ動く人生を送った人のようだ。

しかし、年代ごとに恋人への思いを、夫への献身的な愛を、子供への溢れる愛を、周囲の人に対する思い遣りの深い愛を主題にした詩を書き綴った。ボードレールが絶賛したのを受けて、死後フランスを代表する愛の女流詩人として名を高めた。小説も残していている。

なぜか、彼女の詩に目を留め、歌曲を書いたクラシック系の作曲家は殆どいないようだ。この曲を書いたパスカル・オビスポは現役の歌手で、フランスのポップ界では人気が高い。《Pascal Obispo:Je ne sais plus, je ne veux plus》[Marceline Desbordes-Valmore : 1786.6.20 - 1859.7.23]



 

怒りの感情がどこから湧いてくるのか私にはもう分からない
あの人が口を開けば、どんな嘘も私の思い過ごしだと納得させてしまう
目で哀願し、唇で私の不満を丸め込む
私の情けない怒りはどこに吹き消されてしまったのかしら
私にはもう見当もつかない

私の顔色を窺うような振る舞いは見たくもないけど
あの人が笑いかけてくれれば私の涙はたちどころに引っ込んでしまう
力ずくでも、とろけるほどの優しさを発揮しても、無駄よ
私にまだ愛されているつもりなんでしょうけど
私はもうまっぴらよ

あの人がいない間に逃げる気になれるかもう分からないわ
どんなにこうしようと誓ってもその時になると歯向けない
正直に言えば、あの人の影響力に対抗したけど
あの人がいないのは死ぬほど耐えがたい
私にはもうどうしたらいいのやら

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