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2017年04月13日21:05

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Sombrero (シャミナード:麦藁帽子)

原題はソンブレロ。元々は藁で作った帽子らしいが、今では布製の物も少なくない。ソンブレロは「影」から派生したことば。つまり、強い陽射しの中で顔に影ができるほど幅広いつばのある帽子、メキシコ人がラフなスタイルでかぶることで広く知られるようになった。

爺さんと娘という出だしで、最初は孫娘の幼い恋の物語と思っていたが、若い男云々のところで、違和感を覚え、短刀のところで、イメージは決定的に若い男をくわえ込んだ熟女に変わってしまった。となるとこの歌の語り手も爺さんの友達の年代の男だろうか。

シャミナードがこういう曲を書いたのは意外だが、洒落た雰囲気の曲に仕上がっている。たたみかけるように歌い、伴奏も凶暴だが、歌詞を考えると納得できる。《Cécile Chaminade:(1857.8.8 – 1944.4.13):Sombrero》





あの娘は意地っ張りで可愛い子だった
ペドロ爺の所の
娘っこはよ
頭にのせた
麦わら帽子から
赤く染まった耳が見えていた

あの子は鼻っぱしらの強い子だった
まるで鹿を追う
狩猟の女神のように
荒地をものとせず
調子よく走る雌馬のように
きょろきょろする目を輝かせていた

しなやかな曲線を描き
締まった腰の周りに
まるで鎧の胸当てのように
黒いコルセットが光っていた
それは透き通った氷の像か
生きた鏡とも思える姿だった

野性味を帯びた声音を
赤いラッパのように
口をすぼめて
短いファンファーレを鳴らした
奇妙に感じるほど
額にしわを寄せて

サンダルをつかんで
浮かされたように
道路の石に叩きつけていた
きっと来ないと思いながらも
釣り上げた若い男が現れのを
我慢強く待っていたのだ

当てにならない奴
来るはずがない、そうは思っていた
いくらなんでも遅すぎる
娘はその白い手に
鋭い短刀の
柄を握っていた

不安に捕らわれ、なんと言う取り乱しよう
ペドロ爺の所の
娘っこはよ
頭にのせた
麦わら帽子から
赤く染まった耳が見えていた

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