甘い弦楽合奏の背後にかすかに聞こえる鳴るチャイムのような音色が可愛い。月明かりのしずくが落ちてきて恋人たちの頭や肩に降って来る。体に触れるとはじけて暖かい空気がふたりを包んで一瞬同じ夢を見させてくれる。夢心地のワルツと言う雰囲気に酔いしれる。ムード音楽そのものだが音使いはやっぱりケテルビーらしい豊かな響きを堪能できる。目立たないが最後だけに登場するハープとピアノが贅沢な彩を添えている。場面としては日が落ちたばかりのイギリス庭園が似合いそうだ。《Albert William Ketèlbey(1875.8.9 – 1959. 11.26):In the moonlight》
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