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2015年11月28日21:19

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ブライアン:イギリス組曲第4番「幼稚園」

第1曲「ありがとう」、出だしは陰鬱で、クラリネットの旋律は途方にくれている感じ。金管が大仰に鳴り出す。感謝の表現としては凄みがありすぎて怖いかも。第2曲「彼はどこ?」、穏やかできれいな音楽。有名なアメリカ民謡「ヤンキードゥードゥル」が聞こえて来る。彼がどこにいようとどうでもいい、この楽しさが本当の気持ちだろう。第3曲「あるかないか」、木管楽器による穏やかな子守歌。第4曲「銃を持つ男」、スネアドラムが参加して土俗的な踊り。逃亡犯が乱入したのだろうか。銃声が響く。大事に至らず取り押さえられたようだ。第5曲「チリンチリン」、木管とグロッケンによる幻想曲。現実の幼稚園にはこれほど平和な状況はないかもしれない。第6曲「役立たず」、ちょっと威張っていてもっそりした男の子のイメージ。近付きがたいかもしれないが、根は案外良かったりする。第7曲「優しいバーニー」、バーニーは愛犬の名前だろう。もたもたした老犬の姿をチェロが甘く見守っているように描く。とても気持ちが和む音楽だ。第8曲「バーニーの死」、きっと大きな存在だったのだろう。当たり前のことになくして初めていかにどれほど価値のあるものだったか気付くことがある。ちょっと痛みを引きずる音楽だ。第9曲「戦いの歌」、太鼓が打ち鳴らされる勇ましい曲だ。アメリカ開拓期の頃の原住民との戦闘をイメージしたのかもしれない。各場面がばらばらだが、短い曲の詰め合わせとしては楽しめそうだ。タイトルは謎めいている。Kindergartenに関しては語源に遡って「子供の遊び場」くらいに考えたほうが良さそうだ。《William Brian(1876.1.29 – 1972.11. 28):English suite no. 4, Kindergarten》




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