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2024年01月22日13:45

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韓国映画「マイ・ハート・パピー」

出版社で働くミンス(ユ・ヨンソク)は、ゴールデンレトリバー(名前はルーニー)と暮らし、ルーニーはなくてはならない存在だ。

交際している、CAのソンギョン(チョン・インソン)にプロポーズ。
OKを貰ったものの、ソンギョンは犬アレルギーで、そのための薬を服用し続けていることを告白。これ以上、薬は飲みたくないのだ、と言う。

飼い犬を取るか、彼女を取るか・・!?

でもミンスはどちらも手放すわけにはいかないのだ。
彼は従兄のジングク(チャ・テヒョン)に相談。
ジングクはカフェ経営していたが、コーヒーの味にこだわるあまり売り上げに行き詰って廃業、いまはフィットネストレーナーの仕事をしていた。

ルーニーを預かってもらえる犬好きの人・・とミンスとジングクはスマホで検索し、まずは赤ちゃんのいる若い女性をたずねる。
しかし赤ちゃんはほんの小さな物音で起きて激しく泣いてしまう。

あきらめて次は、やはりゴールデンレトリバーを飼っていて、つい最近亡くしたばかりの家。
中学生の息子は飼い犬に思い入れが強い余りに、引きこもっている。
ミンスは彼に共感し、これならルーニーも可愛がってもらえる、と思うのだが、ルーニーの画像をスマホで見た中学生は、死んだ愛犬と同一視するあまり、「ルーニーじゃない、僕のうちの犬だ!」と暴れだすありさま。

途方に暮れるふたり。でも探せばきっと見つかる・・。
そうだ、ジングクの叔父さんが広い庭のある家に住んでたはず、そこで預かってもらえれば・・
ところが叔父さんは、アメリカに住む妊娠中の娘の体調が心配で、渡米するのだという。逆に飼い犬のラブラドールレトリバーの面倒を見てくれ、と頼まれてしまった。

スマホで保護犬預かりの施設があるとわかり、そこを目指すふたりだったが、車中で喧嘩となり、クルマを停める騒ぎに。
ところが道路わきに箱を発見。なんとそこには棄てられた子犬が四匹も!

ふたりとも見捨てるわけにいかず、ジングクは「今から行く施設で子犬たちを預かってもらおう」と提案。

ところがその保護施設も引き取った犬、捨て犬で満杯。担当の女性は子犬4匹を見て「雑種だと貰い手がないんです」と悲しそうに言う。
さらに満杯状態なのでやむをえず、これからパグ犬を安楽死させるのだというではないか。
たまらず、その犬を引き取ることになった。

ミンスとジングクは、富豪の女性が、済州島の広大なドッグラン施設を持っているのをスマホ検索で知る。写っている犬たちも幸せそうだ。
そこをめざし、木浦港から大型船で向かうことに。

途中、宿泊したのは、韓国の伝統家屋で、家主も親切そうな老人だったが、翌朝、老人が飼い犬を虐待しているのを見てしまう。聞けば食肉業者に売るのだと。
そんなこととんでもない! 愛犬家のミンスは許せず、とうとうその飼い犬までも引き取るなりゆきに。

かくして、ミンスとジングクは、8頭の犬たちを引き連れ、済州島に渡った。
おめあての施設はほんとうに広々とし、富豪の女性も全部引き取ってもいい、と言う。
だがミンスは環境が良くても、その女性が、心から犬たちに愛情を向けていないのを知って悩む。

さて、いったい8頭の犬たちをどうすればいいのか、本当にミンスはソンギョンと結婚できるのか・・?

ミンスは、本当は売って、新婚生活のためのマンションの頭金にするはずだった、亡き母が残してくれた、ソウルの古い家を見に行く。
庭は荒れ放題。
でもきちんと整備すれば、犬たちが遊べる空間ができる。
そして、外飼いにすれば、家の中でソンギョンがアレルギーで悩むことはないのではないか? 
そしてジングクも、叔父の家でラブラドールレトリバーの面倒を見ながら、またカフェ経営にチャレンジすることを考えていた。


これは、犬好きの人にはきっと楽しい映画。かわいいワンちゃんたちが次々登場。
当初は1頭の「ルーニー」の処遇の問題だったのが、だんだんと預かる犬たちの数がふくれあがってしまう、というハートフルコメディーにしてロードムービー。
わたしは猫派人間なんですが、犬好きの人だと、捨て犬を見たらやっぱほおっておけないんでしょうね。
それに、木浦港から済州島への定期航路があるんだなー、とかいろいろ発見もありました。
犬をめぐって、次から次へとさらなる展開が待ち受けているのが、物語を飽きさせません。
チャ・テヒョンを見ると、日本の俳優の佐藤二郎を思い出してしまうわたしです。
(1月17日、キノシネマ天神)
7 10

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