mixiユーザー(id:11487068)

2019年12月19日13:40

129 view

★洋ちゃんの読観聴 No. 1368

★洋ちゃんの読観聴 No. 1368

映画 「家族を想うとき」                  

社会派のケン・ローチ監督の最新作。    

舞台は英国、家族4人が貧しいながらも
仲良く暮らしている。夫婦は40代で、息子が
高校生、娘が小学生という家族だ。

夫は建設会社に勤めていたが、その後
転職し、今度は宅急便の運転手となる。
会社員でなくフランチャイズだ。自営業だが、
トラックは自分で用意しなければならないし、
何かあった場合の責任は自己となる。

妻は介護士。施設勤務でなく、介護を必要と
する人たちの自宅へ行き世話をする。
夫がトラックを購入することになり、マイカーを
手放したため、介護先へはバスで行かなければ
ならないことに。

息子は難しい年ごろだ。学校をさぼり、友達と
ビルの壁などに落書きをしたりしている。
夫と妻が学校から呼び出しをくうが、夫は
忙しくて行けず、妻から叱責を浴びる。

夫も妻も労働時間が増え、なかなか家族
一緒の時間を持てない。そして、息子は
万引きをする。さらに夫は荷物を運ぶ途中で
暴漢にあい品物を盗まれケガもする。

真面目に生きてきた人たちが生活苦に
あえぐ姿が赤裸々に表される。これは
英国の話だが、日本を含めどこで誰に
起こってもおかしくないことだ。

いったいどうしてこのような社会になって
しまったのだろう? 救いはあるのか? 

我々一人ひとりに突き付けられた問題で
ある。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年12月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記