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2015年12月16日22:07

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ジャンボ鶴田怪物伝説(211)

開幕戦ではブルーザー・ブロディと両者リングアウトの無得点試合となった鶴田でしたが、第2戦の3月20日、黒磯市公会堂でアレックス・スミルノフにリングアウト勝ちし初日を出しました。

第3戦は3月21日、日曜日の後楽園ホール大会、鶴田はビル・ロビンソンと対戦、30分時間切れ引き分けとなりました。

ブロディは全日本初参戦となったモンゴリアン・ストンパーとの対戦で僅か2分9秒、キングコング・ニードロップからの体固めで圧勝、国際プロレスではエース外国人だったストンパーでしたが早くもジョバー扱い。

馬場はビル・ハワードに勝ち手堅く4点。馬場は序盤は軽い相手でした。

天龍はアメリカデビュー戦の相手でもあるテッド・デビアスと時間切れ引き分け。後にライバル関係となる両者はこれが国内初の対戦となりました。

3月25日、千葉公園体育館のテレビ収録ではメインイベントでブロディとロビンソンが公式戦で初対決。試合はブロディが優勢に進めましたが両者リングアウトの無得点試合となりブロディは4点、ロビンソンは7点。

鶴田はセミファイナルでデビアスに粘られ、時間切れ引き分けに持ち込まれましたが8点を挙げています。

馬場はスミルノフを6分14秒、16文キックからの片エビ固めで降し6点。ストンパー同様、スミルノフも全日本では本領発揮とはいきません。

天龍はハワードに延髄斬りの連発で勝ち9点と2週目で首位となりました。

3月26日、越谷市体育館では馬場と天龍がシングル初対決。注目のカードでしたが前日の千葉大会がテレビ収録された為この日はノーテレビ。

天龍は馬場に延髄斬りを見舞う等攻勢を見せましたが馬場は天龍のドロップキックを自爆させると一気に河津落としから16分9秒、片エビ固めで勝利。馬場は8点と追い上げます。

鶴田はストンパーと初対戦しジャンピング・ニーアタックからの片エビ固めで勝利し10点と首位交代、ブロディはスミルノフを僅か1分23秒、ワンハンド・ボディスラムからのキングコング・ニードロップで秒殺し6点を獲得しました。

3月28日、古河市立体育館ではブロディと天龍が対戦し3分29秒、キングコング・ニードロップからの体固めでブロディがあっさりと勝ち8点。心境著しい天龍でしたがブロディには何もさせてもらえず。

馬場はデビアスに勝ち12点、鶴田はマイティ井上と井上が全日本所属になってから初の対戦を行い回転エビ固めで勝ち10点。

3月30日、新潟市体育館のテレビ収録では地元である馬場とストンパーが71年の日本プロレス以来実に11年ぶりに対戦。

11年前の71年2月2日、広島県立体育館では馬場は初来日だったストンパーとインターナショナル王座を賭けて対戦し、1-1から両者リングアウトの引き分けに終わっていますが、この時の勢いから見て馬場の楽勝と思われました。

試合は馬場がストンパーを16文キックからフォールの体勢に入ったところバック・ロブレイが乱入。馬場はロブレイに気を取られて場外へ。

そこへブロディも入ってきてストンパーも加わって4者入り乱れての乱闘で収集がつかなくなり5分19秒、両者反則の裁定が下り、無得点試合と痛い取りこぼし。

ブロディはプリンス・トンガをキングコング・ニードロップからフォールし10点。

天龍はロビンソンとの対戦。19分39秒、「猪木をフォールした」逆さ押さえ込みでロビンソンが勝利。ロビンソンが15点となり首位。

鶴田は石川と対戦し石川のダイビング・ボディアタックを切り返して片エビ固めに決めて12点と馬場と並んで2位をキープしています。

この年のチャンピオン・カーニバルは参加選手が17選手と最も多く、毎日ハイペースで公式戦が組まれていきました。

開幕戦から「家庭の事情」で欠場していた阿修羅・原がこの日から復帰していますが公式戦への参加はありませんでした。
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