★洋ちゃんの読観聴　No. 1588

★洋ちゃんの読観聴　No. 1588　　　　　　

映画　「ブルー・ジャイアント」　　　　　　　　

これはアニメ映画。僕はマンガを読まないし、
アニメ映画も見ない。そんな人間が何故この
映画を見ようと思ったかと言えば、これが
ジャズ・ミュージシャンの話だからだ。

ジャズは今日、ポップスやロックに比べ
リスナーが多いとは言えず、マイナーな音楽と
言えるだろう。

だが、この映画の原作はとても人気があると
きく。2013年から小学館「ビッグコミック」で
連載の石塚真一の漫画「BLUE GIANT」が原作。

仙台に暮らす高校生・宮本大はテナーサックスを
独習、ジャズ・ミュージシャンをめざし卒業と
同時に上京。彼は、高校の同級生・玉田俊二の
アパートに転がり込む。大はライブハウスに足を運ぶ
うちに同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。
大は彼をバンドに誘い、その後大に感化されて玉田も
ドラムを始め、3人組バンド「JASS」を結成する。
めざすは日本最高のジャズクラブへの出演だ。

まあ最初から結論が見えているようなストーリー
ではあるが、それなりに紆余曲折もあり、
２時間退屈することはない。若者たちの努力と
友情がテーマなのだろう。

「名探偵コナン　ゼロの執行人」の立川譲が監督。
音楽は世界的ジャズピアニストの上原ひろみ。
彼女自身、作曲も手がけ劇中の演奏も担当して
いる。これを聴くだけでも映画館に足を運んだ
甲斐がある。