今は器の繕い全般を金継ぎと言うのだそうだ。ずいぶん以前に読んだ波津彬子さんの本で「つくろい」という言葉を知って素敵な言葉だと思ってたのでちょっと残念。
でも私は繕ってまで使いたい器は持ってないんだけど。
高校2年生の真緒と祖母の千絵のそれぞれの視点で語られるので、心の内がよく分かる。
真緒の母、結子視点もある。
登場人物全員が誠実で良い人なのが素晴らしすぎて、しかも内面と行動がちゃんと一致している。これに不満を持つ何てなんてことだ。ごめんなさい私が贅沢すぎるんです。
しみじみとした読後感で良かったですよ。
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