mixiユーザー(id:6806513)
日記一覧
- 佐野元春
- 2016年03月28日23:00
佐野元春ほど、やることなすこと「らしい」という人を知らない。たいがい、「らしくない」ことを誰でもする、んじゃないかな。例えば「I Love you」と言い、客が「ｙｏｕ love me」と返すとか・・・同じことじゃあないか？(笑)「ここにやなヤツはひとりもいな
- 広河隆一「チェルノブイリと福島」
- 2016年03月28日22:18
淡々とした写真である。強烈はものを言う写真は、ない。だから、想像する。この1枚の背景のあるものを、想像する。広河の写真はそういうものだ。
- 「春を恨んだりはしない」池澤夏樹
- 2016年03月21日22:17
まさか、５年後に原発が再稼働するなど、誰が思っただろう。忘れなければ生きていけない。しかし、記憶を失くして生きて行こうというのか？さっき、核爆弾40発が作れるプルトニウムがアメリカに運ばれる、というニュースが流れた。日本は、世界は、どうなろう
- 村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか？」
- 2016年03月21日21:59
というのはラオスに行こうとする村上に、ベトナム人が言ったセリフらしい。きっと旅とは、はたからみるとそういうものなんだろう。うらやましい、なんて思われず、なんでそんなとこに行くんだ、と言われる。それが正しいんだろう。
- 想田和弘観察映画「牡蠣工場」
- 2016年03月21日00:02
この人のドキュメンタリーは何故か面白い。押しつけがましくないのは、そういう姿勢で撮っているから当然なのだが、ならば退屈なだけの画面になるだろう。何とはなしのユーモアと、かすかな批評精神。考えることを強いては来ないが、主体はこっちにあるのだと
- 中島みゆき「夜会−橋の下のアルカディア−劇場版」
- 2016年03月20日00:33
ぶんぶんにがらがらなのに、2Ｆの最前真ん中に座ったら、両側から年配のカップルに挟まれた。村の洪水？危機（服装からして江戸時代？）を救うために、人柱ならぬ猫柱として泣く泣く橋の下に捨てた猫が、現代に人間として生まれ変わる。これが、最近の夜会で
- 「女が眠る時」ウェイン・ワン
- 2016年03月20日00:02
たけしと西島なのに、そして東映本社ビルでかかっていて、土曜なのに、がらがら。10人くらいか。これだけすいてるのに、席を指定するなよ。しかし、オレが観たい映画はことごとくすいている。前の大通りを、反政府デモが通り過ぎていた。
- 中島義道「思いやりという暴力」
- 2016年03月19日13:27
うまいと評判の店に行く。「おいしいねえ」と皆が言う。それほどでもないなと思う。「そうかな？さほどでもないよ」と言う人は少ないだろう。僕も言わない。ただうなずくだろう。僕は、行動では自分をとても「日本的」な人間だと思っている。しかし、考え方は
- 「ヒロシマ、そしてフクシマ」
- 2016年03月19日13:08
放射能被害がいかに隠蔽されてきたか、いや「隠蔽されているか」、漠然とは知っている。でも、はっきりとは見たくない、知りたくない。それは、隠蔽に加担することだ。ユダヤ人収容所が解放されたときに「知らなかったんだ」とつぶやくドイツ人たちに、「いい
- 町田康「人生パンク道場」
- 2016年03月06日11:20
解決して参りましょう。という決まり文句が、本気なのかおちょくっているのか微妙だが、ぶんぶんに面白いことは請け合いである。ダイエットに悩む相談に対し、ダイエットはグルメと同様の「流行り」なので、もともと無理なのだ、というくだりは、さすが。そし
- 内田樹「困難な成熟」
- 2016年03月06日11:03
内田は、大人とは？と考えるときに、こどもの時に家族で柳川鍋を食べに行ったときの記憶を書く。その客はひとりで柳川鍋を食べていて、周囲のあらゆるものを祝福しているかに見えた、らしい。現状の不満を述べられることが大人だと、自己主張こそが生きる証だ
- 「いつも彼らはどこかに」小川洋子
- 2016年03月06日10:35
江國香織の好きな本に対する絶賛の言葉は、いい。甲斐の曲に対する絶賛の言葉も、いい。この解説では、「言葉を持たず、置かれた立場で、与えられた時間をただ全身で生きている動物たち」と書いている。決して「全力」じゃあない、「全身」だ。人間は動物を擬
