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2016年03月20日00:33

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中島みゆき「夜会−橋の下のアルカディア−劇場版」

ぶんぶんにがらがらなのに、2Fの最前真ん中に座ったら、両側から年配のカップルに挟まれた。

村の洪水?危機(服装からして江戸時代?)を救うために、人柱ならぬ猫柱として泣く泣く橋の下に捨てた猫が、現代に人間として生まれ変わる。これが、最近の夜会ではずっと相棒の中村中。
生まれ変わった先も橋の下で、バーのママになった中村は、占い師中島を見守る。
ゲリラ豪雨で、橋の下は浸水の危機に陥るが、元猫の逃げ道から難を逃れたかに見えたものの、猫は中島に、私はあのときの猫だから一緒に行かないと告げる。
しかし、中島は猫とともに水没?することを選ぶ・・・というストーリー、かな。
ま、ストーリーはわけわかりません。夜会ですから。

中島みゆきの圧倒的な人気の理由は詞と曲にある、というのが常識だろう。
しかし、いちばんの理由は声だと、改めて思う。
中村中はかなり唄が上手だ。しかし、中島が唄い始めると、上手いことなどどうでもいいことに気づく。

中島の声は、言葉のすばらしさとか、メロディーのよさとか、グルーヴ感とか、そういうものをすべて乗り越えて(差し置いて)、最も速く、最も強烈に、聴く者に届く。
僕らが、握りこぶしの中にあるように見せた夢をもう2年もう10年忘れ捨てるまで、中島は唄い続けて来たし、唄い続けるのだろう。
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