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日記一覧

盛大な前曲のあとに続くもの憂げな曲を持って来て全体を締めくくる。かなり地味な雰囲気の再出発。新し愛と新しい音の世界で何が待っているのだろう。静かに、いつの間にか曲は終わっている。ランボーの詩に基づいて書かれた歌曲集「イリュミナシオン」の最終

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フランシス・レイが作曲した曲。ずいぶん古くから歌われていたようだが、イヴ・モンタンが歌い出して始めてヒットしたらしい。自分の気持ちを素直に打ち明けられない青春の恋が風を受けて走る自転車の爽快な気分に乗せて明るく歌われている。フランス人には珍

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フランク:贖罪
2015年11月08日22:04

地上は罪がはびこり、人々は葛藤のうめきをあげながら暗澹とした思いで生活していた。管楽器のうめきに苦しさを感じる。やがて弦楽器の明るい旋律が希望の光を投げかけ、地はひと時の安らぎを知る。キリストの誕生によって全地は祝福に満たされる。突如開放の

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壮絶な葬儀にて
2015年11月08日08:18

「しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、『死は勝利にのまれた。』としるされている、みことばが実現します。」(Iコリント 15:54)ある葬儀での話し。90歳を越えた男性の伴侶が亡くなった。その前からその老人にはアルツハイマ

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とてもウィットに富んだサティのシャンソン。ピアノ独奏でも好んで演奏されるが断然歌の方が20世紀初頭のパリのキャバレーやシャンソニエの雰囲気を演出できて面白い。そう、この曲の持ち味は安っぽさの中で真価を発揮する。1865年生まれのヴァンサン・イスパ

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ヴァーレーズ:アメリカ
2015年11月06日21:08

アルトフルートが夜明けのような情景を描く。この曲に旋律らしきものはこの冒頭の数分間しかない。それさえ騒音の割り込みでたびたび中断させられる。サイレンが鳴り渡るとオーケストラは一時春の祭典のようなリズムを刻み始める。騒音といっても生きている街

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大ヒットした「小春日和」に雰囲気がとても似ている曲だ。子供のままに留まってはいけない。体も考えも成長して大人にならなければいけない。それでも子供の心をどこかに残している大人が人間性に満ちているって事なのだろう。理解しがたい事も子供の視点で見

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Chant de France(カントルーブ:「フランスの歌」第1曲&第2曲)「オーベルニュの歌」だけがものすごく有名だが、他の曲となると知られてないどころか録音も満足にないカントルーブの作品の全貌は見えない。「フランスの歌」には6曲の民謡が収録されている。

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尹伊桑:第1交響曲
2015年11月03日21:17

第1楽章、ホルンのロングトーン。すべてが終わった後の深い脱力感のようにも聞こえるが警鐘なのだろう。打楽器と管弦楽によって中断されるように見えるが警鐘は鳴り止まない。処理できない核兵器を持って得意がっている人間の愚かさ。音楽は混乱を極めている

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古色豊かな恋の歌だ。20世紀前半の場末のカフェから漏れて聞こえてきそうな歌声に惹かれる。ヨランド・ゲラールは1987年11月2日、63歳で亡くなったケベック生まれの歌手。コメディアンとしても活躍し、外交官を務めたこともある。全くの無名だが人物像に興味

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Mauvais garçon (悪い奴)
2015年11月01日22:26

邦題「ろくでなし」でかなり有名なシャンソン。情報通や正義感ぶった人があることないこと噂話を広げることがある。そんなことで「悪い奴」のレッテルを付けられると本当に身動きできなくなると思える歌だ。当事者、関係者が第三者に真相を明かす義務はないし

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恵みにもれる人はいない
2015年11月01日08:12

「サムソンは主に呼ばわって言った、『ああ、主なる神よ、どうぞ、わたしを覚えてください。ああ、神よ、どうぞもう一度、わたしを強くして、わたしの二つの目の一つのためにでもペリシテびとにあだを報いさせてください』」(士師 16:28)サムソンは怒りっぽ

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ジェリノーと聞いても知っている人はまずいないだろう。1920年10月31日生まれのフランス人神父。教会のための音楽をいくつも作曲し、晩年には歌曲もいくつか書いたようだ。この曲に子供たちに歌を聞かせる老神父の姿が見えた。僕もたまたま見つけた録音で、ど

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冒頭からハンガリー風の序奏が波乱万丈の物語の展開を凝縮した味わいをみせてくれるようだ。大仰に描いて舞台に気を引かせようとの魂胆が見える。少し田舎っぽい踊り曲が続く。特筆するほど素晴らしい旋律ではないが恋の物語にはふさわしい甘さといじらしさが

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農家で生まれた子馬の宿命は農耕馬の生涯だった。一歳になるかならないかですでに働いている上に遊び仲間としても子供たちに人気があったようだ。雨でも風でも一心に仕事をして、置かれた境遇に恥じもせず誰も恨みもせず先頭を走れる喜びに満足していた。それ

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ハンソン:交響曲第6番
2015年10月28日21:19

第1楽章、暗澹として希望の持てないような木管楽器の響きで始まる。美しくはあるが崩壊直後に茫然自失とした感じだ。弦楽器が無残な廃墟を慰める風のように触れる。それでも何も変わることなく心に痛みを感じている。第2楽章、スネアドラムにトライアングルの

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第1楽章、冒頭にドラマを内包しているような長い序奏が置かれている。ソロヴァイオリンが提示する第1主題には威厳があり、第2主題は優しく甘美な旋律を存分に歌っている。序奏で活躍したせいか、本編のオーケストラは陳腐でソロの引き立て役に徹している。あ

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このまま現代の状況に当てはまりそうな歌だが、実際はアメリカの黒人奴隷の過酷な人生の疲れを嘆き神に祈る歌だ。子供の作文のような単純な歌詞を繰り返す歌だからこそ訴える力が強い。ことばを飾らずに心情をありのままにさらけ出す。本当に苦しいときはうめ

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最初から好調に列車が走っているような雰囲気がする。ピッコロは警笛だろうか。音楽は歯切れ良く流れ旅への期待感を促す。あんまり目立たないがホルンが終始快活なリズムを刻んでいる。中間部は車内の様子を表しているのだろうか。ヴィヴラフォンや鉄道ラッパ

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杭はしっかり打とう
2015年10月25日08:30

「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」(ヨハネ 15: 5)横浜で11階建てのマンシ

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第1曲「創造の音響(創世記I)- 蟹座」、重低音が神の霊が緩やかに動く虚無の空間を描く。内部奏法で弦を直接弾くような乾いた音が耳を刺激する。絶対0度の硬質な空間が音にはならない超次元的な軋みを立てているようだ。「光よあれ」、すると光が生まれた。

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細川俊夫:雲と光
2015年10月23日21:11

冒頭で風鈴のような微弱な響きが沈静に命を注ぐ。すぐに笙の神秘的な音響が被って来る。不定形の雲のように捕らえどころがなく音楽を聴いている感覚は麻痺して魂が音響空間を浮遊し始める。不気味に影が深まり差し迫る苦悩に魂が声なき声でうめいているようだ

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林光:原爆小景
2015年10月22日21:18

第1曲「水をください」、ひとつの街が一瞬にして消えたのだ。夢も失望も愛もすべて消えた。水を求めているのは亡くなった人の魂なのか、被爆地から少し離れた所で被災した人の叫びなのか。多くは語らない、いや、本能的に漏れるだろう声が様々な音程で渦巻き

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第1楽章、大仰な序奏で幕が上がる。ピアノは打楽器とリズミックに掛け合う。攻撃的で危機感が強い。中間部は突如雨上がりの午後、喫茶店での密会風。非常にオープンな爽やかさがあるので人目をはばかるような関係ではないだろう。再び元の雰囲気に戻る。ふた

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第1曲「ボストン・コモンのセント・ゴードンス」、霊気が漂うような雰囲気で始まりほぼ最後まで重苦しいまま音楽が進行する。これだけ意気消沈した兵士たちの行進となると悲惨な戦いで玉砕した仲間を見送っているのだろうか。ティンパニーがリズムを取ってい

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第1楽章「神はヤドリギを忘れた」、冒頭からどんよりした後悔の念が強いようだ。バルドゥルは毎夜のように命の危険に晒される夢にうなされていた。それを心配した母、女神フリッカは地上のすべての生物や無生物に決してバルドゥルを傷付けないと誓わせた。水

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グノーには10曲以上のオペラ作品があるが、好んで聴かれているとは思わないが、「ロミオとジュリエット」の上演は多い方だろう。その中でももっとも有名なアリアなので説明の必要もない。この歌を歌った直後にロミオとの初顔合わせの場面になる。恋を知らない

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岩の上の教会
2015年10月18日08:36

「ではわたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。」(マタイ 16:18)ペテロの名前はキリストによって付けられた。本来の名はシモンで柳を意味するようだ。この時代幼年期の頃とは違う通称を使うことは珍し

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力強い和音の連打で始まり全編それを基調としている曲。つまりショパンらしい単旋律の陰陽の彩がなくひたすら強引に突き進むような曲だ。それが後に「軍隊」という愛称を生み出した大きな要因となっているのだろう。ジョルジュ・サンドとの逃避行中のほとんど

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第1楽章、弦楽合奏とハープによる穏やかな曲。時空を遡る旅の幕開けの音楽だろう。濃い霧に覆われたような茫洋とした展開にミステリーを感じる。それにしても6台のハープが並ぶのは壮観だがハープはアクセントをつけているだけで主旋律は弦楽器に委ねられてい

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