☆洋ちゃんの読観聴 No. 1229 グレン・エリック・ハミルトン 「眠る狼」 前回新人作家のデビュー作を紹介したが、今回も新人の処女作だ。そして今回はバリバリのクライム・ノヴェル(犯
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1228 ビル・ビバリー 「東の果て、夜へ」 著者は大学で文学の教鞭をとる学者。本作品が処女作とのことである。これは犯罪小説であり、同時に少年の成長物語で
新穂高ロープウェイに乗って素晴らしい眺望を見た後は高山に戻りました。(高山は過去何度も来たことがあるので、今回はスルーです。)高山から比較的近いところに飛騨古川という町があって古い町並みが魅力なのですが、今回のテーマは「温泉でゆっくり」なの
先週末、昔の友人たちと小旅行に行ってきました。1日目は奥飛騨温泉郷です。高山から車で1時間〜1時間半で奥飛騨温泉郷に行けます。「温泉郷」と言うとおり、いくつかの温泉があって総称が「奥飛騨温泉郷」というわけです。我々は福地(ふくじ)温泉の「湯
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1227 ジェフリー・ディーヴァー 「煽動者」 ディーヴァーのシリーズものとしては、ニューヨークの科学捜査官リンカーン・ライムが長く愛されているのだが、もうひと
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1226 黒川博行 「果鋭」 黒川作品と言えば、直木賞を授賞した「疫病神」シリーズがある。これは大阪を舞台に建設コンサルタントの
★洋ちゃんの読観聴 No. 1225 映画 「ダンケルク」 第二次世界大戦のひとこまを描く作品。タイトルはフランスの貿易都市の名前で、ベルギーに近く、ドーヴァー海峡
★洋ちゃんの読観聴 No. 1224 映画 「関ヶ原」 意外なことに「関ヶ原」の映画化はこれが初とのことだ。昔お正月のTVでやっていたことは覚えている(僕は部分的にしか見ていな
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1223 桃井治郎 「海賊の世界史」 海賊の歴史は古い。古代ギリシア時代から現在まで続く。この新書では、海賊が各時代において歴史にどう影響を及ぼした
★洋ちゃんの読観聴 No. 1222 映画 「パターソン」 現役の映画監督の中で僕が新作を楽しみにしている監督は何人かいるが、ジム・ジャームッシュもその一人だ。彼の作品の特徴を一口で語れ
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1221 リー・チャイルド 「61時間」 これはシリーズもので原書は現時点で21作書かれている。邦訳は本書で7冊目となる。元陸軍のエリート士官だった
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1210 松岡啓祐 「八月十五日に吹く風」 いわゆる第二次世界大戦秘話である。これがなんと現代ミステリー作家の松岡啓祐が著した。史実に基づくフィクションで、登
★洋ちゃんの読観聴 No. 1219 美術展 「ベルギー奇想の系譜」 かつてのネーデルランド、現在のオランダとベルギーはルネサンス時代から常にアートの先端を走っていた。北方ルネサンスからバロッ
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1218 ノア・ホーリー 「晩夏の墜落」 新刊ほやほやの文庫本。あまりミステリーという感じがしないのだが、一応「アメリカ探偵作家クラブ賞受賞」というこ
ラムと言ってもlamb(子羊)ではない、rum(ラム酒)の話をしてみよう。先日ジンの話をしたので、まあ同じラインの話だ。夏になるとモヒートやダイキリといったラム酒をベースにしたカクテルがバーでよく出るという。ラムはカリブ海の酒で、サトウキビを原料
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1217 R.D.ウイングフィールド 「フロスト始末」 シリーズ6冊目にして最終巻。最初の作品が出たのがもう20年以上も前。3〜4年に1冊というスロー・ペースなので、いつも次の作
★洋ちゃんの読観聴 No. 1216 映画 「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」 このクソ暑い時期は、(前回紹介したような)映画は少しばかりしんどい。すかーっとする冒険モノがいい。シリーズ5作目となる本作も
★洋ちゃんの読観聴 No. 1215 映画 「甘き人生」 カンヌをはじめ欧州の映画祭で受賞を得たイタリア映画。監督は巨匠マルコ・ベロッキオ。まずタイトルから恋愛映画を連想した
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1214 マイクル・コナリー 「転落の街」 翻訳ミステリーのシリーズもので20冊以上続いているものは、それほど多くない。このロサンゼルス警察のボッシュ刑事シ
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1213 池澤夏樹 「キトラ・ボックス」 池澤夏樹は芥川賞作家。芥川賞は純文学の作品に与えられる賞なので、芥川賞作家の作品と聞けば、なにやら難しそうという予断が入っ
僕がよく行くバーで「一番人気のカクテルって何?」と聞いたら、店主は「ジン・トニックですかね。一年中出ますが、やっぱ夏場は多いです」。ジンは強い酒だが、口当たりの良さ、さっぱり感、それに味と香りが弱いのでカクテルにしやすい。僕も自宅でときどき
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1212 塩野七生 「ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊」 全3巻の「ギリシア人の物語」の2巻目。時代としては紀元前461年から404年までをカバーしている。これを2部に分け、第1部が紀元
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1211 井上章一 「京都ぎらい」 一昨年出版されベストセラーを続けている新書。 ちまたにあふれる京都本とはかなり趣の異なる書である。なぜなら京
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1210 三好昌子 「京の縁結び 縁見屋の娘」 新人のデビュー作。あるミステリー賞の優秀賞に選ばれた作品だが、時代小説でもあり伝奇小説でもあり青春恋愛小説とも言える。時
★洋ちゃんの読観聴 No. 1209 美術展 「ブリューゲル 『バベルの塔』展 ―― 16世紀ネーデルラントの至宝―ボスを超えて―」 僕のミキシィの顔写真はピーター・ブリューゲルI世の「バベルの塔」だが、今回上野の東京都
これだけ内外からの批判があるにもかかわらず政府は共謀罪法案を今国会で成立する方針のようだ。国連の担当者のみならず国際ペンクラブなどの有識者団体や有力メディアなど、海外からも日本国内の問題にもかかわらず共謀罪法案が個人の自由やプライバシーを侵
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1208 シャルロッテ・リンク 「失踪者」 今年上半期における翻訳ミステリーで屈指の作品と思う。この作者はドイツ人なのだが、小説の舞台は英国で登場人物は
加計問題で前川元文科相次官の話がメディアで取り上げられている。これに腹を立てた官邸が読売新聞に前川氏が出会い系の店に出入りしていたことをリークし読売は官邸に尻尾を振って報道した。あまりメディアが取り上げないので不思議に僕が感じていることは、
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1207 知念実希人 「仮面病棟」 文庫本書下ろしの本格(謎解き)ミステリー。 デビュー後5作目の作品が本作品とのこと。本格ミステリーというジャンルは読者の目が肥えて
☆洋ちゃんの読観聴 No. 1206 伊岡瞬 「代償」 クライム小説であり法廷モノでもある秀作。 2部構成となっており、第1部では2人の少年の出会いが描か