自慢話とか内輪受け、尋常じゃないエピソード等がなく、好感が持てる。人と会うこと、旅が苦手では無理だなと、いつしかジャーナリストを職業にする目標を捨てた者からみると、眩しい。ま、それはそれとして、スクープでなく、ジャーナリズムが連帯して立ち向
多くの者がその運命的な不幸を深くうずめて死んでゆく。そしてそれもいつか忘れられる。この世になかったもののように。まさに「風に」「葬られる」のだ。ほんとうに哀しい物語だ。それが人生の本質なのだから。
まるで甲斐の「愛と呼ばれるもの」を知っているようなタイトルだ。愛。これほど頻繁に使われる言葉はない。しかし、これほど多義的な、ある意味いい加減な言葉はない。人は「愛」と呼ぶが、オレは(私は)そんないい加減な言葉で、言葉では言えないことを言っ