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2014年01月23日23:25
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■「狐思庵日乗(13)」 欲どおしい「にんげん」
●2014年01月23日(木) 晴れ？
▼よー、わからんなー。
「善」とか、「悪」とか。そんなの、コムズカシク考えな、あかんのか、
よー、わからんわ。
「よいもの」は「よい」し、「わるいもの」は「わるい」にきまっとるやんか。
オレなんか、まだ「にんげん」できてないけど、キツネの本性で行動すれば、
それは「キツネの道」からそう外れたものでない。
ところが、「にんげん」やると、「人の道」に背くというよーな問題が、
急に発生する。
それは、「にんげん」とゆーもんが「欲どおしい」からやと、オレは思うておる。
▼きのおやったか、「マー君ヤンキース合意！ ７年163億円」とゆうニュース
やっとった。
オレ、このニュース見て、ミクシイの「チェック」して、
「マー君に罪はないけれど・・・。７年１６３億円。」と書いたんやけど、
みなさん、どー思うたんややろか。
ＴＶニュースでは、どっかのおばはんが、
「うちも、こんなムスコほしいわ・・」とゆーとったが、まあ、
「にんげん」のおもうことは、「平均的」にこんなものやろ。
オレ、まえに、ナラトさんから、食品添加物の「安全性の評価」に関する
「考え方」について、教えてもろうた事がある。
▼まず、動物実験、ときには人体実験によって、一生涯にわたって、毎日、
食べ続けても、何ら体や行動に影響が観察されない最大投与量を求める。
これを「最大無作用量」と言うらしい。通常、「最大無作用量」は、
実験動物の体重（１ｋｇ)あたりの、投与物質の重量（ｍｇ）、つまり
（ｍｇ／ｋｇ体重）として表す。
しかし、動物と人間とは「種(しゅ)」が異なるし、同じ「種」であっても
「個体」間の違い、つまり、人間でも、男と女がおり、幼児と大人がおって、
影響は一様ではない。
それで、「安全率(安全係数)」というものを考える。
実験したラットと人間では、仮に１０倍強く人間に影響すると考える。
また、同じ人間の間でも、幼児と大人では、幼児に１０倍強く影響すると
仮に考える。
まあ、この仮の考えは「経験知」に照らしても、まあ、ええかなあ、と
思われるので、種の違いの１０倍と個体差の１０倍を加えた「１００倍」を
「安全率(安全係数)」として採用する。
※「安全率(安全係数)」
・http://
そして、「最大無作用量」×「安全率」（1/10 × 1/10）＝「1日摂取許容量」
(ＡＤＩ) が求められる、ということらしい。
※ＡＤＩ(Acceptable Daily Intake)
・http://
▼国連の組織の中に、ＦＡＯ・ＷＨＯ(食糧農業機構・世界保健機構)の合同食品
規格委員会（ＪＥＣＦＡ）ちゅうのがあって、「食品添加物」について、国際的な
安全性の評価を行なっとるそうじや。
そして、委員会のメンバーは、権威のある科学者であるが、この「安全係数」の
１００倍という数字の「考え方」については、科学的な実験に根拠をおかないので
「我々はこれで安全を担保できる信じる」というようなことが書いてあると
聞いた。
▼で、「マー君」の話にもどると、通常の人間の「給料」「賃金」「生活費」という
ものは、どう考えても「安全係数」内におさまるはずである。もちろん、
ここでは、例外的な「高度医療にかかる医療費」みたいな特殊条件は除外しての
「話」である。
一般的な「にんげん」の「生活」とゆう概念を用いればである。
(なんか、オレの言い方、どっかの学者みたいやなー、賢くなったように
見えへんか？ ああ、恥ずかしい！)
しかし、「にんげん」は、「安全係数」を超えても欲しがる。
需要と供給によって「値段」は決まるそうだが、実際は、「にんげん」の
「欲どおしさ」によってきまっている。
もし、同種の間に、１００倍以上の「価値」の大小があるとすれば、
これは「安全」ではない、「毒」かもしれないと、思うくらいの
賢さがほしいが、これは「にんげん」に対するないものねだりであると
キツネは思うのである。
-------------------------------------------------------------------
★ナラトさん担当の「日記」
▼『順不同』シリーズ (What's new： 2014/01/22)
2014年01月22日 ■順不同(12) / 「善」と「悪」について
2014年01月21日 ■順不同(11) / 「第６章」再読 (4)
2014年01月17日 ■順不同(10) / 「第６章」再読 (3)
2014年01月16日 ■順不同(09) / 「第６章」再読 (2)
2014年01月11日 ■順不同(08) / 「第６章」再読 (1)
2014年01月09日 ■順不同(07) / 「チェック」への返事
2014年01月01日 ■順不同(06) / 10年目の「元日の夜」
2013年12月28日 ■順不同(05) / 命日と八王子
2013年12月27日 ■順不同(04) / 「ソクラテスの哲学」
2013年12月26日 ■順不同(03) / 「老後初心不可忘」
2013年12月24日 ■順不同(02) / クリスマス
2013年12月23日 ■順不同(01) / 高取山 山頂を望遠
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『獺狐余話』シリーズ (What's new： 2014/01/09)
2014年01月09日 ■獺狐余話(9) 「エールを送る(2) / 里中哲彦」
2014年01月05日 ■獺狐余話(8) 「エールを送る(1) / 保坂和志」
2013年12月30日 ■獺狐余話(7) 「あと千回の晩飯 (3) / 死と後悔」
2013年12月25日 ■獺狐余話(6) 「あと千回の晩飯 (2) / キツネの寿命」
2013年12月23日 ■獺狐余話(5) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月22日 ■獺狐余話(4) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月19日 ■獺狐余話(3) 「あと千回の晩飯 (1)」
2013年12月19日 ■獺狐余話(2) 「余話と夜話」
2013年12月18日 ■獺狐余話(1) 「もしもし きつねくまぞう です」
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『狐思庵日乗』シリーズ (What's new： 2014/01/23)
2014年01月23日 ■「狐思庵日乗(13)」 欲どおしい「にんげん」
2014年01月20日 ■「狐思庵日乗(12)」「多井畑厄神」紀行
2014年01月19日 ■「狐思庵日乗(11)」「田中正造」紀行
2014年01月18日 ■「狐思庵日乗(10)」「ひげ」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(9)」「西神中央」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(8)」 コメントへの返事
2014年01月14日 ■「狐思庵日乗(7)」「三宮」紀行
2014年01月12日 ■「狐思庵日乗(6)」 只今、午前２時
2014年01月10日 ■「狐思庵日乗(5)」 「十日えびす」紀行
2014年01月08日 ■「狐思庵日乗(4)」 協同学苑紀行
2014年01月06日 ■「狐思庵日乗(3)」 クリーム シチュウ
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(2)」 三が日終わる
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(1)」 初日から寝過す
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▼よー、わからんなー。
「善」とか、「悪」とか。そんなの、コムズカシク考えな、あかんのか、
よー、わからんわ。
「よいもの」は「よい」し、「わるいもの」は「わるい」にきまっとるやんか。
オレなんか、まだ「にんげん」できてないけど、キツネの本性で行動すれば、
それは「キツネの道」からそう外れたものでない。
ところが、「にんげん」やると、「人の道」に背くというよーな問題が、
急に発生する。
それは、「にんげん」とゆーもんが「欲どおしい」からやと、オレは思うておる。
▼きのおやったか、「マー君ヤンキース合意！ ７年163億円」とゆうニュース
やっとった。
オレ、このニュース見て、ミクシイの「チェック」して、
「マー君に罪はないけれど・・・。７年１６３億円。」と書いたんやけど、
みなさん、どー思うたんややろか。
ＴＶニュースでは、どっかのおばはんが、
「うちも、こんなムスコほしいわ・・」とゆーとったが、まあ、
「にんげん」のおもうことは、「平均的」にこんなものやろ。
オレ、まえに、ナラトさんから、食品添加物の「安全性の評価」に関する
「考え方」について、教えてもろうた事がある。
▼まず、動物実験、ときには人体実験によって、一生涯にわたって、毎日、
食べ続けても、何ら体や行動に影響が観察されない最大投与量を求める。
これを「最大無作用量」と言うらしい。通常、「最大無作用量」は、
実験動物の体重（１ｋｇ)あたりの、投与物質の重量（ｍｇ）、つまり
（ｍｇ／ｋｇ体重）として表す。
しかし、動物と人間とは「種(しゅ)」が異なるし、同じ「種」であっても
「個体」間の違い、つまり、人間でも、男と女がおり、幼児と大人がおって、
影響は一様ではない。
それで、「安全率(安全係数)」というものを考える。
実験したラットと人間では、仮に１０倍強く人間に影響すると考える。
また、同じ人間の間でも、幼児と大人では、幼児に１０倍強く影響すると
仮に考える。
まあ、この仮の考えは「経験知」に照らしても、まあ、ええかなあ、と
思われるので、種の違いの１０倍と個体差の１０倍を加えた「１００倍」を
「安全率(安全係数)」として採用する。
※「安全率(安全係数)」
・http://
そして、「最大無作用量」×「安全率」（1/10 × 1/10）＝「1日摂取許容量」
(ＡＤＩ) が求められる、ということらしい。
※ＡＤＩ(Acceptable Daily Intake)
・http://
▼国連の組織の中に、ＦＡＯ・ＷＨＯ(食糧農業機構・世界保健機構)の合同食品
規格委員会（ＪＥＣＦＡ）ちゅうのがあって、「食品添加物」について、国際的な
安全性の評価を行なっとるそうじや。
そして、委員会のメンバーは、権威のある科学者であるが、この「安全係数」の
１００倍という数字の「考え方」については、科学的な実験に根拠をおかないので
「我々はこれで安全を担保できる信じる」というようなことが書いてあると
聞いた。
▼で、「マー君」の話にもどると、通常の人間の「給料」「賃金」「生活費」という
ものは、どう考えても「安全係数」内におさまるはずである。もちろん、
ここでは、例外的な「高度医療にかかる医療費」みたいな特殊条件は除外しての
「話」である。
一般的な「にんげん」の「生活」とゆう概念を用いればである。
(なんか、オレの言い方、どっかの学者みたいやなー、賢くなったように
見えへんか？ ああ、恥ずかしい！)
しかし、「にんげん」は、「安全係数」を超えても欲しがる。
需要と供給によって「値段」は決まるそうだが、実際は、「にんげん」の
「欲どおしさ」によってきまっている。
もし、同種の間に、１００倍以上の「価値」の大小があるとすれば、
これは「安全」ではない、「毒」かもしれないと、思うくらいの
賢さがほしいが、これは「にんげん」に対するないものねだりであると
キツネは思うのである。
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★ナラトさん担当の「日記」
▼『順不同』シリーズ (What's new： 2014/01/22)
2014年01月22日 ■順不同(12) / 「善」と「悪」について
2014年01月21日 ■順不同(11) / 「第６章」再読 (4)
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2014年01月16日 ■順不同(09) / 「第６章」再読 (2)
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2013年12月28日 ■順不同(05) / 命日と八王子
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2013年12月26日 ■順不同(03) / 「老後初心不可忘」
2013年12月24日 ■順不同(02) / クリスマス
2013年12月23日 ■順不同(01) / 高取山 山頂を望遠
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★きつねくまぞう担当の「日記」
▼『獺狐余話』シリーズ (What's new： 2014/01/09)
2014年01月09日 ■獺狐余話(9) 「エールを送る(2) / 里中哲彦」
2014年01月05日 ■獺狐余話(8) 「エールを送る(1) / 保坂和志」
2013年12月30日 ■獺狐余話(7) 「あと千回の晩飯 (3) / 死と後悔」
2013年12月25日 ■獺狐余話(6) 「あと千回の晩飯 (2) / キツネの寿命」
2013年12月23日 ■獺狐余話(5) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月22日 ■獺狐余話(4) 「あと千回の晩飯」を読む ��
2013年12月19日 ■獺狐余話(3) 「あと千回の晩飯 (1)」
2013年12月19日 ■獺狐余話(2) 「余話と夜話」
2013年12月18日 ■獺狐余話(1) 「もしもし きつねくまぞう です」
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▼『狐思庵日乗』シリーズ (What's new： 2014/01/23)
2014年01月23日 ■「狐思庵日乗(13)」 欲どおしい「にんげん」
2014年01月20日 ■「狐思庵日乗(12)」「多井畑厄神」紀行
2014年01月19日 ■「狐思庵日乗(11)」「田中正造」紀行
2014年01月18日 ■「狐思庵日乗(10)」「ひげ」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(9)」「西神中央」紀行
2014年01月15日 ■「狐思庵日乗(8)」 コメントへの返事
2014年01月14日 ■「狐思庵日乗(7)」「三宮」紀行
2014年01月12日 ■「狐思庵日乗(6)」 只今、午前２時
2014年01月10日 ■「狐思庵日乗(5)」 「十日えびす」紀行
2014年01月08日 ■「狐思庵日乗(4)」 協同学苑紀行
2014年01月06日 ■「狐思庵日乗(3)」 クリーム シチュウ
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(2)」 三が日終わる
2014年01月03日 ■「狐思庵日乗(1)」 初日から寝過す
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