京都の伏見稲荷大社は有名で、連日多くの人が訪れているが、東京に東伏見稲荷というのがあるのは、もしかしたらあまり知られていないのかもしれない。西武新宿線に東伏見という駅があるので、少なくとも沿線の人は知っているとは思うが...。 東伏見稲荷は、関東の信仰者たちの「東京でも伏見稲荷の御神徳に浴したい」という熱望によって、京都伏見稲荷大社の協力で、昭和4年に創建されたものである。実は東伏見稲荷には行ったことがなかったので、ふと思い立って行くことにしたのである。
西武新宿駅から西武新宿線で東伏見まで行く。この駅の近くには母校の大学のグラウンドがあり、野球場、アメフト場、サッカー場など広大な施設があるが、学生時代は体育会系とは疎遠だったので、実はほとんど行ったことなく、結局は馴染みのない土地である。駅から真っすぐ行けば大学のグラウンドだが、そこは完全無視して右側に行く。駅横にも鳥居があり、方向は分かりやすい。
徒歩10分ほどで東伏見稲荷に到着。早速拝殿に向かい、お詣りする。東伏見稲荷は、宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)、佐田彦大神(さだひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)を祀っており、その御三座を総称して東伏見稲荷大神というのである。
(東伏見稲荷の鳥居)
(東伏見稲荷の拝殿)
伏見稲荷といえば千本鳥居だが、実は東伏見稲荷にもある。その鳥居を抜けていくと、「お塚」である。「お塚」とは本殿奥に祀られる「あらまつりの宮」であり、さまざまな御神徳がそれぞれのお社に表徴されているものである。本殿だけでなく「お塚」も合わせ参拝することを勧められている。具体的なお社の位置がわかるように案内図もある。それぞれゆっくりと参拝して回った。
(千本鳥居)
(お塚案内図)
(金鷹社)
(三徳社)
(末広社)
(白狐社)
(愛法稲荷大神と愛徳稲荷大神)
(開照大神)
京都の伏見稲荷は、外国人観光客も含めて連日賑わっていると想像できるが、東京の東伏見稲荷は全く人がいないので、ゆっくりと落ち着いて参拝できる。今日はたまたま平日の日中だからで、休日は参拝者もいるのかもしれないが、それにしても静かすぎる。
参拝を終えて適当に歩いていくと西武柳沢駅に着いた。東伏見駅の隣りの駅だが、東伏見駅より西武柳沢駅の方が近かったかもしれない。
という、ちょっとした穴場散策の日であった。
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