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2026年04月12日20:45

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【音楽】 アイノラ交響楽団演奏会 ~森からの響き

今日は荻窪にアイノラ交響楽団の演奏会を聴きに行った。
プログラムは次のとおりである。

 ・シベリウス:管弦楽のためのバラード「森の精」
 ・シベリウス:音詩「タピオラ」
 ・シベリウス:交響曲第5番

   指揮:新田ユリ
   会場:杉並公会堂 (14:00 開演)

アイノラ交響楽団はシベリウスの作品の演奏に特化したオーケストラで、年1回演奏会を行なっている。私もこのオーケストラの演奏会には結構行っているため、シベリウスの管弦楽作品は多く聴けている。

さて、今日のテーマは「森からの響き」ということで、まずは「森の精」から始まる。詩の朗読+管弦楽のメロドラマ版もあるが、今日演奏されるのは管弦楽のみの版だ。若い男が森の精に誘惑され、最後は離れられなくなって身を滅ぼすというようなストーリーなのだが、そんな訳で「森の静けさ」とか「神秘的な雰囲気」とうよりは、ドラマチックな曲という印象である。甘い誘惑、夢見心地な気持ち、そして破滅と、なかなか見事な構成の曲だと改めて思った。

続いては「タピオラ」である。こちらは、森の神秘性や自然への畏怖といった雰囲気がある曲で、1曲目に比べて、個人的には「森」のイメージそのものである。日本列島も森林が多いので、フィンランドの森と通じるところがあるのかもしれない。聴いていてもイメージしやすい。演奏も好演といってよいのではないだろうか。

休憩のあとは交響曲第5番だ。このオーケストラはすでに交響曲は全曲演奏を数周しているが、今日は「決定稿」での演奏とのことである。前回の演奏会では同じ第5番の初稿が演奏されたが、こちらは残念ながら聴いていない。まあ、具体的にどこがどう違うのかと聞かれても素人には分からないが、最終的にこうなったということで、じっくりと聴こう。「森からの響き」というテーマに引きずられたわけではないが、第5番を聴いていると、どことなく「森」が感じられるのは気のせいか。最後の楽章の主題のメロディーも、独特の雰囲気があって好きである。曲の終わりの、間を置いての和音打ち鳴らしもしっかりと決まった。素晴らしい演奏だったと思う。

このあとは、恒例のアンコール曲、シベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」で締めて、演奏会を終了した。毎度のことながら、シベリウスに特化したオーケストラというだけあって、作品に対するリスペクトが感じられる演奏会であった。
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