新たに入手したCD。
●團伊玖磨 (1924-2001)
【1】
・交響曲第2番
【2】
・ヴァイオリン・ソロと管弦楽のためのファンタジア第1番
・祝典行進曲
・混声合唱組曲「筑後川」
・合唱と管弦楽による「西海讃歌」
齊藤一郎指揮 読売日本交響楽団
小林武史 (ヴァイオリン)
東京混声合唱団/團伊玖磨生誕100年記念合唱団 (合唱)
(スリーシェルズ/2024録音)
先日、芥川也寸志生誕100年記念コンサートのCDが届いたばかりだが、その直後にスリーシェルズさんから、「これも出すよ。ほら、欲しいでしょ。発売前に手に入るよ〜」と煽り(?)の連絡が来た。そんな訳で、こちらも早速入手してしまった。
2024年5月4日に紀尾井ホール(現 日本製鉄紀尾井ホール)で実施された「團伊玖磨 生誕100年記念コンサート」のライブ録音である。もちろん当日も会場で聴いており、その様子は以下のリンク先のとおりである。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987520223&owner_id=12784286&from=list_diary_title
当日は上皇・上皇后両陛下も会場にてこのコンサートを聴かれており、両陛下から数メートルの距離で一緒に聴くという貴重な経験のコンサートでもあった。
このCDではなぜか「夕鶴」の前奏と「つうのアリア」が未収録となっており、収録順も当日の演奏順とは若干異なるが、当日の雰囲気を伝えるには十分なCDである。
交響曲第2番はスケールの大きな作品である。「東洋の均整美を音の世界で具体化」することを目指した作品ということで、日本的というよりはもっと広い大陸的な雰囲気を感じる作品である。そして第3楽章はアレグロ・コン・ブリオで爆発してしまう。
ファンタジア第1番は小林武史のために作られた曲であり、当日も小林武史の演奏だが、なんと当時93歳である。ちょっと渋めの、なかなか趣があるファンタジアである。祝典行進曲は上皇が皇太子の時に美智子様とご結婚されたのを祝して作られた曲で、それゆえ両陛下が会場にもいらしたのだ。「平和な時代の美しい行進曲が有り得るのだ」という強い思いで書かれた曲である。
「筑後川」は團の合唱作品の中でも有名な曲だが、「河口」ばかりがよく歌われるような気がして、5曲を通して聴くことはあまりなかった。このCDではもちろん5曲を通して聴ける。阿蘇の水源が筑後平野を潤しながら、やがて大河となって有明海に注ぐ一連の流れを歌ったものである。「西海讃歌」はこの演奏会で初めて聴いて、このCDで再聴となるが、これも素晴らしい曲である。前半はオーケストラだけで演奏され、後半から合唱が加わるが、「人よ、心いっぱいに 美しい心を持って この海を、この空を、この土を 愛そう」は、佐世保に限らず、どの土地にいても響く言葉であろう。
このCDの発売日は2月28日とのこと。
ところで、幼稚園で「ぞうさん」を歌い、小学校で「ラジオ体操第二」で体操し、中学校で「花の街」を歌い、高校で「筑後川」を合唱したという人も多いと思うが、これは全部團伊玖磨の作品である。実は子供の頃から馴染んでいる作曲家なのだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する