mixiユーザー(id:547825)

2025年09月29日15:49

162 view

「電通マンぼろぼろ日記」

フォト

この「仕事裏ネタばらしシリーズ」は何冊も読んできましたが、この電通ネタには笑ってしまいました。
著者は私と同世代であり、バブル真っ只中の電通最盛期に活躍した営業マンであるらしい。

”空港にはハイヤーが出迎え、地元の高級料亭に直行。食事を済ますと、会員制の高級ソープランドにいざなわれ、泡を洗い流したら、その日は高級ホテルに宿泊。翌朝、ハイヤーが迎えに来て、地方テレビ局の幹部らとゴルフラウンドを行ない、夜は料亭、再び高級ソープランドで第2ラウンド。その翌日も朝からゴルフをプレーし、終了後ハイヤーで空港へ向かい、東京に戻る。役員でもなんでもない、20代の若手社員でさえこうなのだ”

そうかと思うと、
”「今すぐに、俺が飲んでいる店に来い!」 大手電機メーカーS社の宣伝部メディア担当である田代部長からの電話だった。(中略)私は電通マンとして、これまで数えきれないくらい土下座してきた。もはや土下座になんの抵抗もない”
いくら電通マンとしてブイブイ言わせて(死語)も、クライアントは神様なのですね。

そうした悲哀こもごもの話がどっさり。
仮名にはしているけれど、私でさえこれはあの会社のことだろうと思える話や、読む人が読んだらバレバレだろうという大物の息子についてなどの暴露話がたっぷり。
電通のライバル社である博報堂のことも、きっちり出て来ます。
日本でJリーグが出始めた頃、その広告の権利は博報堂が先んじていたが、それをどうやって奪回したのか、その手口が凄い。
筆者は華々しい営業マン時代を過ごしたものの、その後アル中となり、体調を崩して早期退職。
離婚して家族も何もかも失くした彼が自分の生存意義を見つけるために書いた、これは懺悔本であるようなので、信憑性があるような気がします。

実は我家の長男は、新卒後、博報堂に入社したのでした。
結構彼の性格に合っていたようで、大変そうながらも面白がって勤務していたのに、30歳位の時にあっさり退社。
丁度、電通の高橋まつりさんが長時間の残業やハラスメントの末に24歳で過労自殺した頃で、親としては何も言えず(言ったところで聞かなかったでしょうし)。
その後、色々な経緯を経て起業し、今はとりあえず成功しているようなのでやれやれというところです。

この2週間で読んだ本
「スプリング」恩田陸
「隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい」 白尾悠
「対岸の家事」朱野帰子

26 19

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年09月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930