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2024年04月17日18:31

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ストロング小林さん追悼(659)

80年新日本プロレス「ブラディ・ファイト・シリーズ」は8月22日、品川プリンスホテル・ゴールドホールで開幕。

序盤戦特別参加がWWFヘビー級王者、ボブ・バックランド、シリーズ全戦参加がスタン・ハンセン、ラリー・シャープ、バッドニュース・アレン、トニー・ロコ、ピート・ロバーツ、ジョニー・ロンドス。

8月22日品川プリンスホテルゴールドホール〜8月27日下田市外ヶ丘埋立地特設リングまで特別参加の「超新星」バックランドは5〜6月の「第3回MSGシリーズ」終盤戦特別参加以来2か月2シリーズぶりの来日、前回の来日ではダスティ・ローデス、ハンセンの挑戦を反則勝ちで退けました。

それまでは新日本プロレスのマットでは猪木としかタイトル戦を行っていませんでしたが、前回の来日でバックランドが持つベビーフェイスチャンプとしての魅力が日本のファンにも伝わった感じです。

今回は挑戦者は猪木のみ、4月16日(現地時間)フロリダ州マイアミビーチ・コンベンションセンターではコブラツイストがもつれてバックランドが場外に出てしまい、21分24秒、猪木の反則負けとなりましたが、今回はスッキリとした決着がつくかどうか!?

「不沈艦」ハンセンも第3回MSGシリーズ」終盤戦特別参加以来2か月2シリーズぶりの来日、前回の来日では5月9日、福岡スポーツセンターで猪木のNWFヘビー級王座に挑戦、体力的に圧倒しながらも最後は詰めを誤り暴走の反則負け。6月4日、愛知県体育館ではバックランドのWWFヘビー級王座に挑戦、最後はブルロープを持ち出しての反則負け。

公式戦ではハルク・ホーガンを巧みに介入させてアンドレ・ザ・ジャイアントにリングアウト勝ちし、優勝決定戦に進出しましたが、暴走の末反則負けとなり2年連続準優勝と反則負けばかりながら、ハンセンの評価は上がる一方、「ハンセン最強説」が急浮上し「別冊ゴング」80年7月号でも特集記事が組まれるほどでした。

今回も猪木のNWFヘビー級王座に狙いを絞っての来日、年齢的にも30歳(シリーズ中に31歳になる)とパワーでは最盛期にあり、ベルト再奪取なるか!また、序盤戦に一緒になるバックランドとの因縁はどうなるのかこちらも注目されます。

新日本プロレス初参戦のLシャープは前79年8〜9月の「ブラック・パワー・シリーズ」以来1年ぶり、通算4度目の来日。数少ない国際プロレス、全日本プロレス、新日本プロレスの「昭和3団体」制覇者の一人。

1951年6月26日、ニュージャージー州ポールズボロ出身の当時29歳、学生時代にアマレスの選手として活躍した後、ゴリラ・モンスーンにスカウトされて、プロレス入り。74年にWWWF地区でデビュー。以降、フロリダ、テキサス、ミッドアトランティックなど各テリトリーを転戦。

76年4月にモンスーンのブッキングで来日キャンセルとなったパット・マクギネスの代打として全日本プロレスの「第4回チャンピオン・カーニバルに初来日。

この大会はチャンピオン・カーニバルが初めて総当たりリーグ戦を採用した年で馬場、鶴田、ザ・デストロイヤー、大木金太郎、アブドーラ・ザ・ブッチャー、キング・イヤウケアなど錚々たるメンバーで13戦全敗と最下位に終わりました。

同年後半からカナダ・カルガリーのスタンピード・レスリングに転戦、リッパー・コリンズのパートナーとなり、金髪のヒールタッグチーム、ザ・ボーディシャス・ブロンドズを結成。76年9月24日、エディ&ジェリー・モロー(ジャック・クレイボーン&稲妻二郎)の兄弟タッグからカルガリー地区インターナショナル・タッグ王座を獲得。

77年1月にはコリンズと共に国際プロレスの「新春パイオニア・シリーズ」に再来日しましたが、外国人側のエース格にリップ・タイラー&エディ・サリバン組が同時来日していた為、当時グレート草津&マイティ井上が保持していたIWA世界タッグ王座への挑戦(RIタイラー&サリバン組は前同王者であり、リターンマッチ優先)は見送られています。

77年下期よりジャック・エバンス(75年11月に全日本プロレスに初来日、79年7月、マスクマンの「ミスターX」として全日本に再来日。ドラゴンゲートなどで活躍した同名選手とは別人)を新パートナーにしWWWFに復帰、9月26日にはニューヨークMSGにて、WWWFヘビー級王座戴冠前のバックランドとシングルマッチで対戦し敗退。同年12月、エバンスと共にハリウッド・ブロンズを名乗ってプエルトリコに遠征、カルロス・コロン&ビクター・ジョビカ組を破りWWC北米タッグ王座を獲得。

78年にエバンスとのコンビを解消してシングルプレイヤーに転向、同年11月にハワイでドン・ムラコかNWAハワイ・ヘビー級王座を奪取。79年8月にはハワイルートで全日本プロレスに再来日、日本陣営に加わったミル・マスカラスと何度も対戦、9月9日、福岡県城島町体育センターで一騎討ちを行い、敗れています。

以降もWWFを主戦場に、8月9日、ニューヨーク・シェア・スタジアムで行われたビッグマッチ「Showdown at Shea」において猪木のNWFヘビー級王座に挑戦して9分41秒、延髄斬りからの体固めで敗れました。

「相手を引き立てる実力のあるジョバー」のイメージが強いですが、今回は外国人側ナンバー2の扱いであり、ハンセンの参謀としての活躍が期待されます。(この項続く)
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