【イザヤ15:2-3 頭をかぶろにすることとモアブに下される主の裁きとはどのようなかかわりかあるか】
髪の毛やひげをそることは,古代のイスラエルでは,大きな恥を表す行為であった。それゆえ,この部分は,モアブの見せかけの誇りや繁栄も恥と屈辱に変わってしまうという意味である。邪悪な者たちの悲しみは,イザヤの言う「荒布」という言葉で表されている。また泣き叫んだり涙を流したりすることを職業とする者についても書かれているが,これは中東地方の悲しみのときの習慣であった(ジェームズ•E•タルメージ『基督イエス』pp.375-376参照)。
ログインしてコメントを確認・投稿する