01 さて見よ、ニーファイの民の裁き司の統治第四十年の初めに、ニーファイ人の民の中に一つの重大な問題が起こった。02 見よ、パホーランが死んで、世の全ての人の行く道を行ってしまったので、誰が裁き司の職に就くべきかについて、パホーランの息子達である

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01 さて、ニーファイの民の裁き司の統治第三十六年の初めに、シブロンは、アルマがヒラマンに渡した神聖な品々を所有する事になった。02 シブロンは正しい人であって、神の前を真っ直ぐに歩んでいた。そして、絶えず善を行い、主なる神の戒めを守るように努め

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01 さて、この手紙を受け取ると、モロナイの心は奮い立ち、またパホーランが自分の国の自由と大義に背く者ではなく忠実であったので、非常に大きな喜びに満たされた。02 しかし同時に、パホーランを裁き司の職から追放した者達、要するに、自分達の国と神に背

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01 さて見よ、モロナイは総督に手紙を送った後、間もなくその総督であるパホーランから返事を受け取った。彼が受け取った言葉は次の通りである。02 「この地の総督である私パホーランは、軍の司令官モロナイにこの言葉を送ります。真に、モロナイ殿、貴方に申

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01 さて、モロナイは国の総督であるパホーランに再び手紙を書いた。彼が書いた言葉は次の通りである。「私はゼラヘムラの町にいる大裁き司であり国の総督であるパホーランと、またこの戦争の諸事を統轄し取り仕切る為にこの民によって選ばれた全ての方々に宛

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01 さて、ニーファイの民の裁き司の統治第三十年に、モロナイはヒラマンの手紙を受け取って読むと、その幸いを、即ち、以前に失った土地を得るのにヒラマンが大きな成功を収めた事を非常に喜んだ。02 また、彼は自分の民にも喜んで貰おうとして、自分のいるそ

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01 「さて、真に、私達の次の目標は、マンタイの町を手に入れる事でしたが、私達の小さな軍隊ではどうしてもレーマン人をその町から誘い出せませんでした。彼らは私達がこれまでに行った事を覚えていた為、彼らを砦からおびき出せませんでした。02 また、彼ら

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01 「さて、私は王のアモロンから手紙を受け取りましたが、それは、もし私達が捕らえた捕虜を引き渡すならば、アンテパラの町を私達に譲り渡そうというものでした。02 しかし、私は王に手紙を送り、私達の軍隊には自力でアンテパラの町を取り返す力があると確

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01 さて、裁き司の統治第三十年の初め、一月二日にモロナイはヒラマンから手紙を受け取ったが、それには彼がいる地方の民に関する事柄が述べられていた。02 ヒラマンが書いた言葉は次の通りである。「戦時の艱難の中にあっても、主にあっても兄弟である、私の

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01 さて、モロナイはこの手紙を受け取ると、アモロンが彼自身の欺瞞をよくよく承知しているのを知り、またニーファイの民と戦争をするのが正当な動機によるものではない事も承知しているのを知り、益々怒った。02 そして、彼は言った。「見よ、私が手紙の中で

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01 さて、裁き司の統治第二十九年の初めに、アモロンは捕虜を交換する事を求めて、使者をモロナイに送ってきた。02 そして、モロナイはこの要請を非常に喜んだ。というのは、捕虜のレーマン人を養うのに使っている食糧を自分の民を養うのに充てたいと思い、ま

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01 さて、ニーファイ人は捕虜のレーマン人を見張る番兵を置き、その捕虜達にレーマン人の死体と、殺されたニーファイ人の死体とを葬らせた。モロナイは、彼らが働いている間彼らを見張る兵を置いた。02 またモロナイは、リーハイと共にミュレクの町へ行き、そ

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01 さて、ニーファイの民の裁き司の統治第二十六年の一月一日の朝、見よ、レーマン人は目を覚まし、見よ、アマリキヤが彼の天幕の中で死んでいるのを発見した。また彼らは、テアンクムがその日彼らと戦う準備をしているのも見た。02 レーマン人はこれを見て驚

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01 さて、ニーファイの民の裁き司の統治第二十五年の初めには、彼らはリーハイの民とモリアントンの民との間に彼らの土地の事について和解を確立しており、第二十五年が平穏に始まった。02 しかし、国内の完全な平和は長くは続かなかった。大裁き司のパホーラ

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01 さて、モロナイは戦争の準備をし、レーマン人から民を守る準備を整えるのをやめなかった。彼は裁き司の統治第二十年の初めに、軍隊に命じて、ニーファイ人が所有していた全地の至る所で全ての町の周囲に土を盛り上げて土塁を築く作業を開始させた。02 彼は

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01 さて、第十九年の十一月十日に、レーマン人の軍隊がアモナイハの地に近づいて来るのが見えた。02 見よ、既にその町は再建されており、モロナイは町の境の近くに軍隊を配備していた。そして彼らは、レーマン人の矢と石を避ける為に、周囲に土を盛り上げてお

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01 さて、アマリキヤは王位を得るや否や、ニーファイの民に反感を抱くようにレーマン人の心を煽り始めた。彼は幾人かの者達を任じて、方々の塔からレーマン人に向かってニーファイ人の悪口を言わせた。02 このようにして、彼はニーファイ人に反感を抱くように

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01 さて、アマリキヤ及び彼と共に荒れ野へ逃げて行った者達の記録に戻ろう。見よ、アマリキヤは、自分に従う者達を連れてニーファイの地へ上って行き、レーマン人の中に行って、レーマン人を扇動してニーファイの民に対して怒らせた。その為、レーマン人の王

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01 さて、ヒラマンと彼の同僚達の言葉に聞き従おうとしない者達は皆、同胞に対抗する為に集まった。02 そして見よ、彼らは酷く怒って、同胞を殺そうと決意した。03 このように同胞に対して怒った者達の首謀者は、大きな強い男で、その名をアマリキヤといった

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01 さて見よ、主が再び敵の手から救って下さったので、ニーファイの民は非常に喜び、主なる神に感謝を捧げた。そして、彼らは大いに断食し、大いに祈り、非常に大きな喜びをもって神を礼拝した。02 さて、ニーファイの民の裁き司の統治第十九年に、アルマは息

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01 さて、モロナイの兵は戦うのをやめて、レーマン人から一歩退いた。そこで、モロナイはゼラヘムナに言った。「見よ、ゼラヘムナよ、我々は血を流す者にはなりたくない。おまえ達にも分かる通り、おまえ達は我々の手の中にある。しかし、我々はおまえ達を殺

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01 さて、アルマの息子達は御言葉を告げ知らせる為に民の中に出て行った。また、アルマ自身も休んでいる事ができず、彼もまた出て行った。02 ところで、彼らの宣教についてはこれ以上述べないが、ただ、彼らが預言と啓示の霊によって御言葉と真理を宣べ伝えた

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01 「さて、我が子よ、今貴方の心を悩ましている、貴方の理解できない事が他にも多少ある事を、私は知っている。それは罪人を罰する神の公正についてである。貴方は罪人が不幸な状態に置かれるのは不当であると思っている。02 さて見よ、我が子よ、この事を貴

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01 「さて、我が子よ、今述べた回復について言っておく事が少しある。見よ、ある人々は聖文を曲げて解釈し、この事について大いに迷っているからである。また、貴方もこの事について心を悩ませてきた事が分かる。しかし見よ、この事について貴方に説明しよう

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01 「さて、我が子よ、貴方に言っておきたい事がもう少しある。死者の復活について、貴方が心を悩ましている事が分かるからである。02 見よ、私は貴方に言っておく。キリストの来臨後までは復活はない。言い換えれば、その時まで、この死すべき体が不死のもの

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01 「我が子よ、貴方には、貴方の兄弟に言った事よりも少し多く言っておきたい。貴方は自分の兄弟が神の戒めを守るのに確固としており、忠実であり、勤勉であったのを見なかったか。見よ、彼は貴方の為に良い模範を示さなかったか。02 貴方はゾーラム人の民の

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01 「我が子よ、私の言葉に耳を傾けなさい。私はヒラマンに言ったように貴方にも言う。貴方は神の戒めを守る限り地に栄えるであろう。また、神の戒めを守ろうとしなければ、神の御前から絶たれるであろう。02 我が子よ、貴方が確固としており、神に忠実である

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01 「さて、我が子ヒラマンよ、私は貴方に、これまで私に託されてきた記録を受け取るように告げる。02 また、私が行ってきたように、この民の記録をニーファイの版に書き続け、また私が行ってきたように、これまで私が保存してきたこれらのものを全て神聖に保

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01 「我が子よ、私の言葉に耳を傾けなさい。私は貴方に誓う。貴方は神の戒めを守る限り地に栄えるであろう。02 貴方は私と同じように、私達の先祖が囚われの身にあった事を思い起こして貰いたい。私達の先祖は奴隷の状態にあり、アブラハムの神、イサクの神、

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