01 さて、武器によって殺されなかったニーファイ人は、殺された者達を葬った後、即ち、殺された者は夥しい数に及んだので、それを数える事もなく死体を葬り終えた後、彼らは皆、自分達の土地、自分達の家、自分達の妻子の元に帰った。02 ところが、多くの女と
01 さて、裁き司の統治第五年の初めに、民の中に争いが起こった。これは、アムリサイという男の為に起こったものである。この男は非常に狡猾な男、真に、俗世の知恵に関していえば賢い男であり、嘗て剣でギデオンを殺し、法律によって死刑にされた男の教団に
01 さて、モーサヤ王は善の戦いに従事し、神の前を真っ直ぐに歩み、自分に代わって統治する者を誰も残す事なく、世の全ての人の行く道を行ったが、世を去る前に法律を制定し、民がそれを承認した。したがって、ニーファイの民を治める裁き司の統治の第一年以
01 さて、モーサヤはこれを終えると、誰が民の王になるべきかについて民の気持ちを知りたいと思い、全地に、即ち民の全員に自分の言葉を伝えた。02 そして、「私達は王の子アロンが王となり、統治者となる事を願っています」というのが民の声であった。03 と
01 さて、モーサヤの息子達はこれらの事を全て終えた後、少数の人々を連れて、自分達の父である王の元に帰った。そして、自分達の選んだこれらの人々と共にニーファイの地へ行き、同胞であるレーマン人に自分達の聞いた事を宣べ伝え、神の言葉を告げる事がで
01 さて、不信仰な者達が教会員に加える迫害が非常に酷くなったので、教会員は呟き、その件について指導者達に訴え始めた。そこで、指導者達はアルマに訴えた。アルマはその件を王であるモーサヤの前に持ち出し、モーサヤは祭司達に意見を求めた。02 そしてモ
01 さて、当時の若者の中には、ベニヤミン王が民に語った時にまだ幼い子供であった為に、彼の言葉を理解できなかった者が大勢いた。彼らは、自分の先祖の言い伝えを信じなかった。02 彼らは、死者の復活について述べられた事も信じなければ、キリストの来臨に
01 さて、モーサヤ王は全ての人を集めさせた。02 当時ニーファイの子ら、即ちニーファイの子孫であった人々は、ミュレクと、また彼と共に荒れ野へ出た人々の子孫である、ゼラヘムラの民ほど多くはなかった。03 また、ニーファイの民とゼラヘムラの民を合わせ
01 さて、アミュロンはレーマン人の王の歓心を買った。そこで、レーマン人の王はアミュロンと彼の仲間を、自分の民、即ちシェムロンの地とシャイロムの地とアミュロンの地に住んでいる民を教える者として任命させた。02 レーマン人は、既にこれらの地を全て占
01 さて、アルマは、ノア王の軍隊がやって来ると主から警告を受け、それを民に知らせたので、民は家畜の群れを集め、穀物を持ち、ノア王の軍隊を避けて荒れ野に出て行った。02 主は彼らを強くし、ノア王の民に追いつかれて滅ぼされる事のないようにされた。03
01 さて、アンモンとリムハイ王は、奴隷の状態から抜け出す方法について民と相談を始めた。彼らは全ての民を連れ立って集まらせた。彼らはこの件について民の声を聞く事ができるように、こうしたのである。02 さて、彼らが奴隷の状態から抜け出すには、女子供
01 さて、リムハイと彼の民はニーファイの町に帰り、再び平和にその地に住む事になった。02 そして多くの日の後、レーマン人はまたニーファイ人に対して怒りをかき立てられ、周囲の境の地に侵入して来るようになった。03 しかし、彼らの王がリムハイに立てた
01 さて、シェムロンには、レーマン人の娘達が集まって歌い、踊り、そして楽しむ場所があった。02 そしてある日の事、少数のレーマン人の娘達が、歌ったり踊ったりする為にそこに集まった。03 ノア王の祭司達はニーファイの町へ帰る事を恥じ、また民に殺され
01 さて、王の軍隊は主の民を捜し回ったが、徒労に終わり、引き返した。02 さて見よ、王の軍勢は人数が減って小規模になり、残った民の中に分裂が生じ始めた。03 そして、少数派が王を脅す言葉を吐き始め、残りの民の中に酷い争いが起こった。04 さて、少数派
01 さて、ノア王の召し使い達から逃れたアルマは、自分の罪と不義を悔い改め、人々の中を密かに巡って、アビナダイの言葉を教え始めた。02 真に、将来起こる事柄について、また死者の復活について、そしてキリストの力や受難、死、復活、昇天によってもたらさ
01 さて、アビナダイがこれらの言葉を語り終えると、王は祭司達に、彼を捕らえて殺させるように命じた。02 ところが、祭司達の中にアルマという名の者がいて、彼もまたニーファイの子孫であった。彼は年の若い男で、アビナダイが語った言葉を信じた。アビナダ
01 さて、アビナダイはこれらの言葉を語り終えると、手を伸ばして言った。「将来、全ての人が主の救いを見る時が来る。あらゆる国民、部族、国語の民、民族が目と目を合わせて見て、神の裁きが公正である事を神の御前で認める時が来る。02 その時、悪人は追い
01 さて、アビナダイは彼らに言った。「私は貴方方に、神御自身が人の子らの中に降って来て、御自分の民を贖われるという事を理解して欲しいと思う。02 この神は肉体に宿られるので、神の御子と呼ばれる。またその肉体を御父の御心に従わせられるので、御父に
01 「真にイザヤは次のように述べているではないか。『誰が私達の告げた事を信じたか。主の腕は誰に現されたか。02 彼は主の前に、か弱い苗木のように、また乾いた土から出る根のように育つ。彼には見目の良さもなく、華麗さもない。私達が彼を見る時に、彼を
01 さて、王はこれらの言葉を聞くと、祭司達に、「この男を連れ出して、殺してしまえ。我らはこの男と何の関わりがあるか。この男は気が狂っている」と言った。02 そこで祭司達が前に出て、アビナダイを捕らえようとしたところ、アビナダイは彼らを防いで言っ
01 さて、それから二年後、アビナダイは人に分からないように姿を変えてやって来て、人々の中で預言し始めた。「主は私に次のように命じられた。『アビナダイよ、行って私のこの民に預言しなさい。彼らは、私の言葉に対して心を頑なにしており、まだ自分達の
01 さて、ゼニフが王位を息子の一人ノアに譲ったので、ノアが父に代わって統治を始めた。しかし、彼は父の道を歩まなかった。02 見よ、ノア王は神の戒めを守らず、自分の心の望むままに歩んだ。彼は多くの妻と側女を持ち、また民にも罪を犯させ、主の目から見
01 さて、私達は再び王国の確立に着手し、また再び平穏にその地を所有する事になった。私はあらゆる武器を造らせ、レーマン人がまたやって来て私の民と戦いをする時に備えて、民が武器を持てるようにした。02 また、私はこの地の周囲に見張りの兵を置き、レー
01 私ゼニフはニーファイ人の言葉の全てを教えられており、また先祖の最初の受け継ぎの地であるニーファイの地の事も知っていたので、密偵としてレーマン人の中に遣わされた。それは、レーマン人の軍を偵察し、私達の軍がこれを襲って滅ぼす為であった。しか
01 さて、リムハイ王は民に多くの事を語ったが、私はその中から僅かな事柄だけをこの書に書き記した。王は民に語り終えると、ゼラヘムラの地にいる同胞についても、全ての事を彼らに告げた。02 そして彼はアンモンを群衆の前に立たせて、ゼニフがゼラヘムラを
01 さて、モーサヤ王は三年間引き続き平和を保った後、嘗てリーハイ・ニーファイの地、即ちリーハイ・ニーファイの町に住もうとして出て行った人々の事を知りたいと思った。それは、その人々がゼラヘムラの地を去って以来、何の音さたもなかったので、民がう
01 さて、ベニヤミン王は民に語り終えると、神の戒めを守るという聖約を神と交わした全ての人の名を書き留めておく方がよいと思った。02 そこで民は、幼い子供を除いて一人残らず聖約を交わし、キリストの名を受けた。03 そして、更にベニヤミン王は、これら
01 さて、ベニヤミン王はこのように民に語り終えると、自分の語った言葉を民が信じているかどうか知りたいと思い、使いを民の中に遣わした。02 すると民は皆、声を合わせて叫んだ。「その通り、私達は、王が私達に語って下さった言葉を全て信じています。また
01 さて、ベニヤミン王が、主の天使から告げられた言葉を語り終えて、群衆を見渡したところ、見よ、彼らは地に伏していた。主への畏れが彼らに生じたからである。02 そして彼らは、自分達がこの世的な状態にあり、大地の塵よりも劣っていると思った。そして彼