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日記一覧

旧約聖書後半 特講(C-1)
2021年12月31日00:00

【ユダヤの国民はメシヤに関する約束を信じていた】何世紀にもわたり,イスラエルの預言者たちはメシヤの降臨を予告してきた。アダムからマラキに至るまで,預言者たちは,イスラエルの神がこの世に降誕して肉体を受け,救い主,贖い主になられる日のことを人

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旧約聖書後半 特講(B-8)
2021年12月30日00:00

【まとめ】ジョン・A・ウイッツォー長老は,預言者の役割を次のように要約している。「預言者とはすでに知らされている真理を教える人であり,聖見者とは隠れた真理を知覚する人,啓示者とは新たな真理を受ける人である。広義に解釈すれば,預言者という称号

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旧約聖書後半 特講(B-7)
2021年12月29日00:00

【まことの預言者は希望の使者である】預言者は世の初めから終わりまでにわたる出来事を眺望し,多くの預言をするのである。『旧約聖書』の預言者たちは各々の時代の苦難と,神が続いてイスラエルに下される罰とを知らされたが,それだけでなく,将来訪れる喜

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旧約聖書後半 特講(B-6)
2021年12月28日00:00

【偽預言者】すべての預言者が神から遣わされるわけではない。中には偽預言者がいて,ほかの神に仕えるように人々を誘惑する(申命13章参照)。アハブの治世のイスラエルには,邪悪なバアルの預言者が目立つようになった。彼らはカナン人の誤った宗教に仕え,ア

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旧約聖書後半 特講(B-5)
2021年12月27日00:00

【預言者の召しと訓練】ジョン・A・ウイッツォー長老は,一人の人間としての預言者について,重要な意見を述べている。「預言者として召されるには,陶器師の手にある粘土のように主の手の中にあってへりくだり,喜んで働こうという気持ちがなければならない

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旧約聖書後半 特講(B-4)
2021年12月26日00:00

【預言の霊ーー義人に与えられる賜物】 広い意味では,聖徒はすべて預言者といえる。ブルース・ R・マッコンキー長老は次のように説明している。 「預言者とは,真理と神の業に対する証を持つまことの教会の会員にほかならない。聖霊の力によって,イエスがキ

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旧約聖書後半 特講(B-3)
2021年12月25日00:00

【預言者の役割】預言者たちは,確かに未来について多くのことを考えていたが,各々の時代に行った業のほとんどは,時代に即した実践的なものであった。預言者は民の教師であり,統治者であり,導き手であった。真理を説き明かし,幸福へ至る道は神の御心に従

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旧約聖書後半 特講(B-2)
2021年12月24日00:00

【聖見者とは何か】「聖見者とは霊の目をもって見る人である。ほかの人には意味の判然としないことでも,この人には分かる。したがって永遠の真理を解釈し,明らかにする人ともいえる。彼は過去や現在の出来事を通して未来を見る。このことは,ウリムとトンミ

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旧約聖書後半 特講(B-1)
2021年12月23日00:00

【ヘブライ人の間では預言者とは何か】神は古代イスラエルにおいて預言者を立てられたが,これは現代において預言者を召されるのと同じ理由による。預言者は,神の律法とそれに従う生活について教え,必要に応じて悔い改めを呼びかけ,イエス・キリストについ

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旧約聖書後半 特講(A-3)
2021年12月22日00:00

【ユダ王国(南王国)の概要】レハベアムが父ソロモンに代わって王になったとき(列王上11:43参照),国政は重大な危機に直面していた。莫大な政府の建築計画,特に軍備や王族のための建設により,深刻な経済問題が起こっていたからである。レハベアムは北の部族

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旧約聖書後半 特講(A-2)
2021年12月21日00:00

【イスラエル王国(北王国)の概要】ヤラベアムは,ソロモンの時代にイスラエル軍を指揮していたエフライム人であり,ダビデの町の建設計画における業績を高く評価され,ヨセフの全家を管理する職に就いた。すなわち,イスラエルで最も強い力を持つ二つの部族,

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旧約聖書後半 特講(A-1)
2021年12月20日00:00

【はじめに】イスラエルの民が約束の地に入る前に,モーセは民を治める王国の建設に関して預言的な勧告をしている。その指示によれば,あえて王を立てようとする場合,以下の基準を満たす人を選ばなければならなかった。1.主によって選ばれた人2.異邦人でなく

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旧約聖書前半 特講(G-6)
2021年12月19日00:00

【まとめ】このような表現形式を理解する鍵は,御霊である。ブルース・R・マッコンキー長老は次のように語っている。「最後まで突き詰めていくと,そこには方法はない。まったくない。(こう言っても決して言い過ぎではないのだ。)もともとその言葉を語った人

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旧約聖書前半 特講(G-5)
2021年12月18日00:00

【ヘブライ文学における両義性の使用】ヘブライ文学の中で難解なものとして挙げられるのが,意味の両義性である。つまり人物や心象の使用や事物の表現に際して,二重の意味を持つものが頻繁に使用されているのである。これは秘義言語と似たものである。秘義言

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旧約聖書前半 特講(G-4)
2021年12月17日00:00

【ヘブライ文学は心象が豊富であり比喩的表現に富んでいる】 特別講座Cで説明したように,旧約文学の特徴は表象(シンボル)にある。特に詩歌には,比喩と心象がふんだんに用いられている。頭韻,誇張法,直喩,隠喩,擬人法,換喩(転喩)など,ありとあらゆる修

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旧約聖書前半 特講(G-3)
2021年12月16日00:00

【『旧約聖書』の中の交差並行法(カイアズマス)】前項で最後に挙げた交差並行法は,カイアズマス (chiasmus)とも呼ばれる。これはギリシャ語のchi(これはXに対応する)から取ったもので,並行する行がちょうどXの形になるところからこの名で呼ばれている。例と

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旧約聖書前半 特講(G-2)
2021年12月15日00:00

【ヘブライ詩は並行法を基本にしている】「『聖書』の詩歌が我々のものと比較して際立った違いを見せているのは,並行法という表現形式の存在である。第2行目が第1行目の思想を反復し,対となる。言ったことで,行わないことがあろうか。語ったことで,しとげ

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旧約聖書前半 特講(G-1)
2021年12月14日00:00

【ヘブライ詩】詩篇は『旧約聖書』の一部を成し,知恵文学または詩歌の書として知られている。また一般には,ヨブ記,詩篇,箴言,伝道の書,またソロモンの雅歌の5つを文学書と呼び,詩歌的色彩の濃いものとしてまとめて扱っているのであるが,だからといっ

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旧約聖書前半 特講(F-9)
2021年12月13日00:00

【真実の神に対する礼拝は,完全で誠意のこもったものでなければならない】ある人の神とは,その人が信頼し,いちばん大きな力を持っていると信じているもの,あるいは存在者である。また,いかなる救いであれ,その人がそこにあると信じる救いを求めて目を向

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旧約聖書前半 特講(F-8)
2021年12月12日00:00

【なぜ偶像崇拝はイスラエルにとってそれほど魅力的であったのだろうか】「多くの人がこれまで,なぜイスラエル人はそれほど容易に真実からそれ,偶像崇拝に陥ったのだろうかと不思議に思ってきた。(1)普通の人は,しばしば,見えない霊的な現実を知覚するこ

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旧約聖書前半 特講(F-7)
2021年12月11日00:38

【『旧約聖書』のよく知られた偽りの神々】アシタロテ。「これは,シドン人の女神の名前〔列王上11:5,33]で,ペリシテ人の女神でもあった〔サムエル上31:10)。この女神は,士師の時代にイスラエルに持ち込まれ〔士師2:13:サムエル上7:4],ソロモン自身がこれを

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旧約聖書前半 特講(F-6)
2021年12月10日00:00

【偶像崇拝に用いられた儀式】「偶像崇拝に用いられた一般的な儀式としては,香をたくこと,エレミヤ7:8の『粉をこね,パンを造』ることに代表される血のない犠牲,ホセア3:1にある『干ぶどうの菓子』をささげること,列王上18:26にある動物の犠牲,そして人

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旧約聖書前半 特講(F-5)
2021年12月09日00:00

【偶像崇拝の対象】「太陽と月は,すべてを貫く力の外的な象徴として,早い時期に選ばれていた。天体を拝むことは,最も古いのみならず,偶像崇拝の最も普遍的なものであって,カルデヤの平原に発し,エジプト,ギリシャ,スキタイ,メキシコ,セイロンにまで

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旧約聖書前半 特講(F-4)
2021年12月08日00:00

【偶像崇拝の罪】「偶像崇拝がモーセの律法に対する最も極悪の罪であった。そして,モーセの律法は,この罪に当たる行為を非常に具体的に定義していて,厳しい罰を科している。かくして,次のことが禁じられている。見知らぬ神の像を造ること,そのような像の

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旧約聖書前半 特講(F-3)
2021年12月07日00:00

【『旧約聖書』における偶像崇拝】イスラエルがエホバとの契約関係から絶えず逸脱したことで最も顕著なものが,偶像崇拝であった。『旧約聖書』の歴史は,イスラエルが偽りの神々にそれていったこと,主がそれに対して警告されたこと,イスラエルが悔い改めな

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旧約聖書前半 特講(F-2)
2021年12月06日00:00

【偶像崇拝というのは,彫像を造るか否かを問わず,偽りの神々を拝むことである】十戒の最初の二つの戒めは,偶像崇拝の罪を禁じている。こうして主は,触知し得るかし得ないかは問わず,礼拝の対象として偽りの神々を持つことが誤っており罪であることを宣言

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旧約聖書前半 特講(F-1)
2021年12月05日00:00

【偶像崇拝は深刻な罪である】偶像崇拝のどこがそんなに悪いため,主は偶像崇拝を行う者をあれほど厳しく罰せられたのだろうか。なぜ主はヨシュアの時代のイスラエル人に,ヘテ人,アモリ人,カナン人,ペリジ人,ヒピ人,エブス人を全部滅ぼすように命じられ

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旧約聖書前半 特講(E-8)
2021年12月04日00:00

【結び】学者たちが皆,『旧約聖書』の数字はことごとく不正確であると言っているわけではない。ましてや,巨大数字はすべて不正確であると言っているわけでもない。ジョセフ・スミスは,「わたしたちは,正確に翻訳されているかぎり,『聖書』は神の言葉であ

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旧約聖書前半 特講(E-7)
2021年12月03日00:00

【ダビデの人口調査】ダビデの人口調査で,2種類の数字が出てくる矛盾は,伝承の様々な段階でまずゼロが加えられたこと,次にlpの誤解があったことを認識すれば,容易に説明が可能である。もし最初の数字が,イスラエルは80,000+30lp,ユダが40,000+70lpであっ

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旧約聖書前半 特講(E-6)
2021年12月02日00:00

【イスラエルの国家規模】「最も興味深く,最も困難で,かつ(歴史家の見地から見て)最も重要な問題は,歴史上の様々な段階におけるイスラエルの人口規模である。現在の聖文から分かることは,ヨセフの時代には70人であったものが,出エジプトの時代には,200

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