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日記一覧

旧約聖書後半 特講(J-7)
2022年02月28日00:00

【ディアスポラにおけるユダヤ人の宗教】「概して離散したユダヤ人は先祖の宗教に忠実であった。彼らはエルサレムを聖都と認め,神殿に毎年税を納め,可能なかぎり聖なる日を祝いに(シオンに)詣でた。しかしながら,ユダヤ以外の地の多くの会堂ではギリシャ語

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旧約聖書後半 特講(J-6)
2022年02月27日00:00

【ディアスポラ】ディアスポラとは,「散乱」を意味するギリシャ語である。ユダヤ人によれば,強制的な追放と自発的な散乱は違う。強制追放は,普通には「追放」を意味する「ガルト」というヘブライ語で表される。ユダヤ人は一般にディアスポラを,自発的な散

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旧約聖書後半 特講(J-5)
2022年02月26日00:00

【工ズラとネヘミヤの下でのユダヤ人の帰還】紀元前515年に神殿が完成したときから,エズラとネヘミヤが移民とともにエルサレムに現れるまでの間のユダヤ人の状態はあまり知られていない。ネヘミヤがエルサレムに現れたのは,紀元前445年と特定できる。エズラ

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旧約聖書後半 特講(J-4)
2022年02月25日00:00

【第2の神殿】ハガイ,ゼカリヤは神殿建設の再開について霊感を授けられた(エズラ5:1参照)。彼らの短い書が『旧約聖書』に残されている。土地の支配者やサマリヤ人の妨害にもかかわらず,神殿は紀元前515年に完成した。この神殿は第二神殿(ソロモンの神殿が第

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旧約聖書後半 特講(J-3)
2022年02月24日00:00

【ユダヤ人の第1回の帰還】クロスの布告に対して,ユダヤ人はどう応答しただろうか。こう書いている著者がいる。「ユダヤ人捕虜の大勢がパレスチナへの帰還をすぐさま望んだわけではなかった。バビロニヤでの半世紀は,大多数の人々に,強制移住のこの地へ深

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旧約聖書後半 特講(J-2)
2022年02月23日00:00

【クロスはユダヤ人を解放するために,主によって立てられた】 バビロンは紀元前539年,クロスに降伏した。彼はそのすぐ後,歴代下36:22-23,エズラ1:1-11に記録されているように,バビロンにいるユダヤ人捕虜の中で,エルサレムへ帰って神殿の復興に携わりた

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旧約聖書後半 特講(J-1)
2022年02月22日00:00

【イスラエル家の新しい勝利者】イスラエル北王国が紀元前721年にアッスリヤに占領されたとき,アッスリヤは知られている世界のほとんどを支配していた。しかしそのアッスリヤ帝国もわずか数十年のうちにバビロニヤに征服された。バビロニヤはアッスリヤが得

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旧約聖書後半 特講(I-9)
2022年02月21日00:00

【ハルマゲドンーー終わりか,それとも始まりか】ハルマゲドンは世の終わりのしるしであって,「悪人の滅亡」(ジョセフ・スミスーマタイ1:4)と定義されている。しかし,これはキリストの福千年の統治のために,そして一千年続く平和な時代のために,道を備える

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旧約聖書後半 特講(I-8)
2022年02月20日00:00

【ハルマゲドンーー解放】イスラエルの歴史上最も悲惨な時ではないかと思われるときに,さらにまた,イスラエルの民がまさに全滅するかと思われるそのときに,主の怒りが世界の国々のうえに下される(エゼキエル38:18参照)。主は「出てきて,......それらの国

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旧約聖書後半 特講(I-7)
2022年02月19日00:00

【ハルマゲドンーー最後の危機】ヨハネの記録には,この二人の預言者は最終的には殺され,そのためにイスラエルは非常に危機的な状況に陥る,と書かれている。この二人の証人は捕らえられて,敵軍によって殺され,その死体はエルサレムの大通りに「三日半」の

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旧約聖書後半 特講(I-6)
2022年02月18日00:00

【ゴグにとって大きな妨げとなる二人の証人】預言者の言葉を研究するにつれ,一つの疑問がわき上がってくる。それは,現代のイスラエルのような小国家が世界の連合軍を敵に回すことができるのだろうか,という疑問である。その疑問を解く鍵は,この偉大な出来

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旧約聖書後半 特講(I-5)
2022年02月17日00:00

【ハルマゲドンーーゴグの軍】預言者たちの中には,象徴的な表現ながらも,この軍隊の力と大きさとを生々しく書き残している者も多い。エゼキエルは「彼らはみな武具をつけ,大盾,小盾を持ち,すべてつるぎをとる者で大軍である」(エゼキエル38:4)と書いてい

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旧約聖書後半 特講(I-4)
2022年02月16日00:00

【ハルマゲドンーーその参戦国】エゼキエルとエレミヤは戦いの舞台となる特定の地域の名称を挙げ,イスラエルがその戦争の標的になると明確に述べている。1.エゼキエルは,メセクとトバルの大君であるマゴグの地のゴグが,イスラエルに敵対して集まる軍勢の長

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旧約聖書後半 特講(I-3)
2022年02月15日00:00

【ハルマケドンーー時代背景】預言者たちの言葉によると,実際の戦闘が始まる前に重要な出来事が幾つか起こることになっている。1.イスラエルの家が異邦人の中から集められ,その故国へ連れ戻される(エゼキエル36:24;37:21参照)。2.イスラエルの地は聖約の民

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旧約聖書後半 特講(I-2)
2022年02月14日03:13

【ハルマゲドンという名称の重要性】現在のイスラエルのガリラヤの南部,エルサレムから100 キロほど北に,広くまた豊かな平野がある。現在ではここはイスラエルの国家の中でも最も豊かな農業地帯の一つであり,しばしばイスラエルの食卓と呼ばれることもある

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旧約聖書後半 特講(I-1)
2022年02月13日00:00

【はじめに】ハルマゲドン! この名称はこれまで数々の書物や映画に採り上げられ,数多くの注釈が加えられてきた。ハルマゲドンという言葉は,巨大な軍隊,恐ろしい苦しみ,広範な荒廃といった光景を思い起こさせる。そして多くの人が聖文とは無関係の数々の憶

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旧約聖書後半 特講(H-6)
2022年02月12日00:00

【結び】今日,ユダヤ人やユダヤ国家,聖地における戦い,ユダヤ人の民族性などを知る人は多い。現代ユダヤ主義のおおかたは,最初の大追放,バビロニア捕囚に起源を持つ。以下に,バビロニア捕囚が後々の時代まで及ぼした影響のおもなものを箇条書きにする。

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旧約聖書後半 特講(H-5)
2022年02月11日00:00

【捕囚以来,ユダヤ人は捕虜や流浪の境遇に置かれた】ユダヤ人の一部は故国へ戻って神殿を再建したが,バビロンのユダヤ人社会は,依然としてバビロニヤの民と対等と目される重要な位置にあった。後のアレキサンドリア,アテネ,ローマ,またローマ帝国の遠く

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旧約聖書後半 特講(H-4)
2022年02月10日00:00

【ユダヤ人の会堂はバビロン捕囚の当然の所産であった】バビロン捕囚以来,ユダヤ人は様々な土地に散らばった。故郷の地にはほとんど常時,エレツ・イスラエルと呼ばれるユダヤ人がとどまっている。(エレツ[Eretz)は「大地」または「土地」の意で,故国に住ん

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旧約聖書後半 特講(H-3)
2022年02月09日00:00

【聖典の編纂】800年以上にわたって,モーセから出た聖典は,毎日読むというよりもむしろ安息日などの特別な折に用いられた。時には一般に知られなくなることもあった(列王下22:8-13参照)。知識だけで民をまっすぐな狭い道に引き止めておくことができないのは

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旧約聖書後半 特講(H-2)
2022年02月08日00:00

【捕囚はユダヤ民族にどのような影響を与えたか】ネブカデネザルは軍を二つに分けてパレスチナに進攻した。一方は反逆するフェニキヤの町ツロとシドンヘ向かい,一方はエルサレムを包囲した。包囲は1年半に及び,エルサレムの民は人肉を食するほどに飢えた(哀

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旧約聖書後半 特講(H-1)
2022年02月07日04:43

【はじめに】イスラエル北王国の罪悪は極に達しており,もはやその当然の帰結を免れることはできなかった。紀元前721年にイスラエルはアッスリヤに屈し,いまやユダも同じ運命に直面していた。ユダは近隣諸国との交戦,同盟の歴史を持ち,絶え間ない内乱に苦

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旧約聖書後半 特講(G-4)
2022年02月06日00:00

【バビロンに対するユダの降伏】続く20年ほどの間に起きた出来事は,民の不従順の実が熟していく様子をよく示している。ユダはエジプトとバビロニヤの政争に巻き込まれた。エホアハズが父の跡を継ぎ,引き続きエジプトの支配に抗し,貢ぎを拒否したために地位

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旧約聖書後半 特講(G-4)
2022年02月06日00:00

【バビロンに対するユダの降伏】続く20年ほどの間に起きた出来事は,民の不従順の実が熟していく様子をよく示している。ユダはエジプトとバビロニヤの政争に巻き込まれた。エホアハズが父の跡を継ぎ,引き続きエジプトの支配に抗し,貢ぎを拒否したために地位

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旧約聖書後半 特講(G-3)
2022年02月05日00:00

【ユダは預言者の警告を聞かなかった】モーセの時代よりずっと昔,アブラハムは,主が「アモリびとの悪がまだ満ちないから」(創世15:16。13節も参照)だと啓示されたとおりに,イスラエルがエジプトの奴隷となって約束の地を受け継ぐことができなくなることを

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旧約聖書後半 特講(G-2)
2022年02月04日00:00

【バビロンーこの世の悪の象徴】よくあることだが,バビロンの富と栄光には道徳の退廃や悪や罪が伴っていた。バビロンのモラルはあまりにひどかったため,バビロンの名前そのものが世俗的なもの,霊的罪悪,サタンの王国などの象徴となった。それは「大淫婦」

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旧約聖書後半 特講(G-1)
2022年02月03日00:00

【バビロンーこの世の栄華の象徴】イスラエル北王国を征服して10部族を捕虜にしてから何年もたたないうちに,アッスリヤ帝国は衰退の道をたどり始めた(特別講座D参照)。帝国南部にカルデヤ人とバビロニヤ人が台頭し,アッスリヤ人は急速にその勢力を弱めてい

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旧約聖書後半 特講(F-6)
2022年02月02日00:00

●ユダ王国 【B.C.701】 アッスリヤの役人たちはこの要求を無視し,ユダの民の 言葉で,ヒゼキヤ王や神を頼って解放してもらおうと願っても無駄であると叫んだ。また戦いがアッスリヤの勝利に終わろうとしている今,ユダの神にどのような力があるのか見せてみ

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旧約聖書後半 特講(F-5)
2022年02月01日03:57

●ユダ王国 【B.C.715〜701】 神権組織が出来上がり,継続してその務めを果たすことになる。祭司の職にある人々の生活を支えるために什分の一が納められた。 実務面を処理する組織が作られ,血統と生得権とによりレビ人の諸権利が定められる。 【B.C.705】 サ

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