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2023年11月20日20:45

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映画の『ゴジラ-1.0』

 映画の『ゴジラ-1.0』を鑑賞。占領下の日本を怪獣ゴジラが襲う映画。日本は武装解除されている最中なので、政府は軍事力を用いることが出来ず、占領軍である米軍もソ連を刺激しないため、動かないことから民間でゴジラに立ち向かう。
 もっとも、それによって立ち上げられた組織は、元海軍の人間が多く集まっている。彼らは戦時中の戦闘機や戦艦、新兵器の開発技術などを掻き集めてゴジラと戦う。ただ、それは単なる戦中の回顧ではない。
 彼らには負け戦を生き残った負い目があり、戦友や民間人の犠牲を無駄にはせんと必死に抗う。戦後民主主義の価値観に基づいた主人公の発言も、それと関連しているのだろう。その是非はさておき、護憲に象徴される戦後民主主義があれほど熱意を以て護持されたのは、敗戦によってもたらされたものに価値がないなど決して許さない想いが働いていたのだろう。
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