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2023年01月03日09:08

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すべての言葉は通り過ぎてゆく第112回



西暦2022年師走狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第409回

もう師走か。また1年が終わるのだ。何もせず、何も出来ないままに季節だけは容赦なく通り過ぎ、懐かしい人々がどんどん亡くなり、世の中は、どんどん悪くなっていく。我々の前にいかなる「未来」が待っているのだろう?12/1

最後まで観戦して2度目の「奇跡」を体感できてよかった。決勝ゴール前に、球がはライン外にはみ出していると思ったのだが、あれは右後方のカメラだから正確ではなかったんだね。人世もサッカーも、いつ何が起こるか分からないな。12/2

毎度詰まらない朝日新聞の本紙より遥かに読み応えがあるのが土曜別刷の「be」。例えば本日ならフロントランナーに話題の紀藤弁護士の活動を特集し、故西村賢太の「逆風満帆」、沢木耕太郎の歴史小説、原武史の連載も興味深い。これで山田洋次の「夢をつくる」が掲載されていたら最高なのだが。12/3

政治、経済、社会、その他どこをとってもロクなネタが皆無な現代ニッポンにあって、独、、西斑牙を撃破してW杯2次リーグに進出した森保ジャパンの奇跡的勝利だけだゆいいつの朗報。月曜日までの期間限定で心ゆくまで美酒に酔おうぜ。12/4

詩は、生を言祝ぐ歌であり、死に抗う、魂の舞踊である。
全国の学友諸君、声を限りに歌い、力の及ぶ限り、踊ろうではないか。12/5

クロアチアから先制点を挙げながら、善戦空しく無念の敗退を喫した森保ジャパン。されどPK戦の技量はガンバ大阪時代の優等生、遠藤等に比べて著しく劣化している。なんでど真ん中に蹴れないのか?なんでキーパーの届かない上部を打てないのか?12/6

クロアチア戦の天下分け目の関ヶ原となったPK戦で、森安監督が自ら熟慮することもなく、「立候補制!」で蹴る選手を決めたという報道を見て目を疑った。主体性を放棄して、最も重要かつ最高度の専門技術を要する最重要のタスクを、こんな無責任かつ反知性的な偶然に委ねた愚かな監督など、世界中のどこを探してもいないだろう。12/7

軍事費を5年間で1.5倍にし、おまけに敵基地攻撃能力を持てば、そうしない場合より1.5倍戦争の危険は高まり、我々の暮らしは1.5倍苦しくなることが、お前には分からないのか。12/8

野望に駆られて何の大義名分もなくウクライナを侵略したプーチン大帝に対して、ウクライナがモスクワのインフラを攻撃したり、クレムリンをミサイル攻撃して大帝を血祭りに挙げる代わりに、ロシアの橋を落としたり、空軍基地を無人機で攻撃したりするのは致し方のないことだ。12/9

もし北朝鮮や中国、ロシアの基地を攻撃したら、彼らは直ちに我が国の自衛隊基地にミサイルを撃ちこむ。すると残った自衛隊と米軍は直ちに彼らにミサイルを撃ち込み、その報復に彼らは全ての自衛隊と米軍基地にミサイルを撃ち込み、以下同文で我が国のすべての原発にミサイルの雨が降るだろう。いい大人が、どうしてそんなことが分からんのか。12/10

もしヤマガミがアベを殺さなかったら、国葬はなかったろうし、旧統一教会は政治問題にならなかったし、宗教2世はもっと苦しんだろうし、キシダの支持率もこれほど下落しなかったろうし、野党の活動も注目されなかったろう。もしかすると、ヤマガミは国民栄誉賞に値するのではなかろうか。12/11

ジム・ジャームッシュ監督の映画「パターソン」に出て来る詩は、みんなステキなんだけど、とりわけ少女が書いた(ことになっている)「雨」の詩には涙が出るほど感動したな。おらっちが書きたいのも、ああいう詩なんだけど、なかなか書けないな。12/12

キシダや自民党国防部がラアラア騒いでいる我が国の防衛費=軍事費の件。対GDP2%なら、印、英、露、仏、独、サウジを一気にゴボウ抜きにして、米、中に次いで世界第3位!になるのだが、そんなに増やして、どこかと戦争でもしたいのかね?12/13

「まひる野」の篠弘氏が89歳で逝去されたらしいが、この歌人が長らく小学館で百科事典編集長をされていたとは知らなかったなあ。しかし、こないだ毎日歌壇で氏に投稿したおらっちの短歌は、他の選者に回るのだろうか?12/14

逗子市長選で元市長、国会議員のナガシマが現市長に大敗。そあそうだろう、てめええの私利私欲に駆られて市政や国政を真面目に務めあげない阿呆莫迦政治ゴロへの冷厳な報いである。宮崎県知事選のヒガシコクバラも同様なり。12/15

身心一元論者は、「高度な技術は交響曲が人に与える感動を再現できる」と主張する人間に似ている。しかし我々は空気の複雑な振動とそれがもたらす感動は、存在審級が異なるというほkない。竹田青嗣「新・哲学入門」第3章より 12/16
重要なのは、個々人の世界像(〈世界確信〉の一切が、この現前意識の連続的持続のうちで構成されるということだ。そして、ここから構成される世界確信の全体を、大きく「日常世界」「公共世界」そして「文化的・理念的世界」の3つに区分することができる。竹田青嗣「新・哲学入門第4章」12/17

キシダとかオノデラとか日本会議の奴らが、そんなに軍事費を増やしたいなら、自前で現金を払って、ミサイルや戦闘機を買いたいだけ買えばいいのら。おらっちはビタ一文払わないけど。12/18

世界認識の一般理論は一切の世界認識に次のような本質区分を与えることができる。
1) 誰もが厳密な同一の対象的確信に達しうる学的な普遍的認識理論。
2) 最終的確定には至らないが新しいデータによって対象的確信に達する可能性のある認識理論。
3) より普遍的な共通認識が間主観的に成立したために最早廃棄去されるべき理論。
4) 普遍的認識として成立される可能性を持たない認識理論。竹田青嗣「新・哲学入門第4章」より 12/19

W杯決勝戦の決着も、PK戦だった。それほどまでに重要なPK戦を、愚かにも選手の「自発的申告」に委ね、無為無策でクロアチア戦を「戦う前に落とした」森保監督。あんまり「ブラボー!」じゃないね。12/20

「現前意識」は人間の一切の世界確信の構成を支える、それ以上遡行されえない最後の「底板」にほかならない。「現前意識」は我々の生と世界の「現実性」の根本的前提であり、「誰もその背後に回ることのできない絶対的な基底」である。竹田青嗣「新・哲学入門第4章」より12/21

目の前にあるリンゴを見てすぐに目を閉じるとその残像が瞼の裏に残る。つまり我々の「具体的な今」は瞬時の「今」ではなく、いわば「今」とその「残像」としての「過去把持」の重なり合いとして現れている。人間の現在知覚には、本質的に「直後記憶」の契機が織り込まれているといえる。竹田青嗣「新・哲学入門第4章」より12/22

もはや旧聞に属する話だが、М-1に出場した女子2人組の「ヨネダ2000」がサイコーに良かったな。ああいうのを21世紀型落語パンクというんだろうな。12/23
 
21世紀の現在、哲学はその本質を見失い、自壊し、死に瀕している。なぜか。哲学の本義は普遍認識を目がける普遍洞察の方法にある。だが現代哲学では稀な例外を除いて、哲学の根本方法を否定する相対主義哲学が、その舞台を席巻してきた。哲学の偉大な達成は、相対主義が克服された時代においてのみ現れる。竹田青嗣「新・哲学入門第1章」より12/24

西山禾山によれば「金剛経」の「応無所住 而生其心」、「維摩経」の「仏魔善悪不二無差別」は重要である。「無門関」に出て来る趙州和尚の「狗子仏性」も同様。無、無、無絶対的無の世界である。by平櫛田中12/26

哲学は、普遍的な世界説明を創り出す試みである。だがそもそも何のために?それは「普遍暴力の縮減」のために、またそのことによって、すべての人間の共存とエロス的共生の条件を作り出すため、である。竹田青嗣「新・哲学入門第1章」より12/27

かまくら泌尿器科で貰った頻尿撃退薬は、かなり効き目があるのだが、毎朝起きられず、起きても気力が湧かず、終日物言えば唇寒しの心境に沈湎してしまう。これでは迫りくる白内障手術なんか到底無理だろうな。12/28

頂いたミカンとリンゴにウナギもあるし、お肉とカニも買ったし、オセチも少しあるし、これで我が家は今年もなんとか年越しができそうだ。12/29

人間はもっとも弱い者も、もっとも強い者を斃すだけの力を持っている(ホッブスのリヴァイアサン)。このことが人間世界を絶対の弱肉強食ではなく、「普遍暴力」の世界にする。一方の暴力原理と相互不安、他方の暴力縮減のための社会秩序の創設野2つが、人間世界を規定している。竹田青嗣「新・哲学入門第1章」より12/30

西暦2022年は、プーチンのウクライナ戦争から始まって新型コロナ第8波の進撃で終わった。世界の前途は暗く、パンドラの箱を底まで探しても、エルピスは見えない。12/31

   旧年に新年の歌を詠んでいる歌人も愚かメディアも愚かと 蝶人



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