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2022年01月31日11:48

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さいとう高志『新釈北欧神話』

 さいとう高志『新釈北欧神話 創世篇 第一巻』(オンデマンドペーパーバック、2020年)を読了。北欧神話をコミカライズしたマンガ。原典を大胆にアレンジしているが、改変はしっかり考えて行われている。
 オーディンは「霜の巨人族」の集落で虐待されていた少年で、始祖ユミルの死で世界が新生すると、アース神族の若き指導者となる。彼らが住むアースガルドは、オーディンのように力が弱くて集落を追われた巨人族を受け入れ、平和であって平和な毎日を送った。しかし、外部では新生の大地を巡って争いが続いており、アースガルドも滅ぶと予言され、それを回避するためにオーディンは奔走する。
 個人的には両性具有であるヒロインのロキとオーディンのアマゾネスな妻ヨルドがぐっと来た。ロキは明るくて人懐っこく、住民から愛されているが、たまにヤンデレっぽいところを覗かせる。それが原典で言うラグナロクに絡むこととなるのだろうか。
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