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2020年01月05日15:48

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気儘徒然句鑑賞五十五

短歌的呪文で滝を歩かせる(筒井祥文)
 筒井祥文川柳句集「座る祥文・立つ祥文」より。かつて短歌は奴隷の韻律と呼ばれ、その情緒を「短歌的叙情」として非難された。ということを知った上での「短歌的呪文」ではないかと思う。そうした議論を伴う用語を、素知らぬ顔でスライドさせる。
 多分、本人に聞くと、そんなん知らんでと煙に巻かれるはずだ。彼は滝を歩くのに呪文など必要としない。

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