朝刊に、下層階級の出現に着目した本とその概要の紹介を主としたインタビュー記事が出ていた。ネットにも上がっているようだ。
https://www.asahi.com/articles/ASM7D41VPM7DUPQJ00G.html
読みながら、俳句甲子園に出かけて一行も書けなかったことを思い出した。学力の高い学校が勝ち残るところ、コンテストではありながら競争社会の縮図でもある面を、どう評価してよいのか迷いがあったせいではないか。
先年、北大路翼を先頭とした新宿アウトロー俳句の面々が大挙大阪に押しかけるイベントがあり、覗きに行ったことがあった。俳句は、出現時に階層を横断する文芸という趣があったのが、高浜虚子が身の回りに金持ちあるいは大学でのエリートを侍らせるようになってから徐々に階層横断的な面は薄れて行くようになり、遂に高偏差値校が勝ち残る俳句甲子園に至ったのではないか。それを打ち破る面を彼らは秘めているのではないか、などと思ったことを思いだした。
新聞記事から、
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