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2019年01月27日10:14

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半蔵門国立劇場で「通し狂言姫路城音菊礎石」を見物する 



蝶人物見遊山記第302回

並木五瓶の若書き「袖簿播州廻」に基づく姫路城を舞台にしたお家騒動を国立劇場が改編した新春恒例のスペクタクルを高みから見物してきました。

久しぶりに尾上菊五郎が登場、正義の味方のご家老役、実は姫路城の元の城主赤松則宗の子という主役を張りますが、やはりこの人の存在感は当代随一。さすがの人気者の菊之助もかすみますが、子役(寺嶋和史、眞秀)が出てくると、その2人を差し置いて場内が沸きに沸く。まあ笑っていいともという心境になってしまいますなあ。

大詰めではいよいよ敵味方が最後の決戦か、というところで、本日はおめでたい日なんだから、戦いは今度日を改めて、というてお正月を言祝いで幕が下りますが、いつもながらこの終わり方がいいですなあ。世界の紛争や戦乱もこのような形で矛を収めることになればいいなあ、と思わずにはいられません。

このとき毎回恒例の手拭撒きが行われるのですが、私の定席の3階席は遙か遠いので、今年も手にすることことができなかったのが心残りでありました。

それから五瓶の「袖簿播州廻」は、以前この劇場で公演されたこともあるので、次回はぜひ原作通りの通しでお願いしたいと思います。

   左手の致命傷から立ち直り準優勝したペトラ・クビトバ 蝶人



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