今宵は何となくブラームスを聴きたい気分になり、CDを3枚ほど続けて聴いている。原点に帰るという訳ではないが、クラシックのCDを買い始めた頃に買ったブラームスのCDを、引っ張り出して聴いている。これを聴いてブラームス好きになったのだという過程のCD(当時3,500円もした)。
●交響曲第4番/悲劇的序曲
カール・ベーム指揮ウィーン・フィル (1975年録音)
ベームらしいというのか、枯れた感じ(?)のブラームスである。初めて買った4番のCDで、結局この演奏が自分の中の4番のイメージになっている。今数えたら、4番のCDは15枚あったが、やはりこのベーム盤を無性に聴きたくなることがある。「悲劇的序曲」も、悲劇のどん底のようではなく、どこか諦めの境地のような感じなのがよい。
●ピアノ協奏曲第1番
エミール・ギレリス(ピアノ)/オイゲン・ヨッフム指揮ベルリン・フィル (1972年録音)
ブラームスは交響曲くらいしか知らなかったのを、ブラームス好きにしてしまった演奏。(最初LPで聴いていた。) こんなに素晴らしい協奏曲があるのかということで、以後ブラームスの作品を片っ端から聴くようになった。今もって、この曲の個人的なベスト盤である。そういえば、かのリヒテルは、「協奏曲第1番はギリレスの名盤があるので、自分の出番はない」と、第2番しか演奏しなかったそうだ。
●チェロソナタ第1番/第2番
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)/ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) (1982年録音)
ブラームスの室内楽は、二重奏、三重奏、四重奏、五重奏、六重奏と様々な編成で、魅力的な作品の宝庫である。このチェロソナタも、かなり初期に買ったCDで、今も変わらぬ愛聴盤である。実はこれが2人の初共演らしい。ピアノも単なる伴奏ではなく、チェロとピアノが対等に絡み合って(これ、ブラームスでは大事ね)、ブラームスの室内楽も素敵だなと思わせてくれた1枚。
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