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2018年07月28日18:11

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映画の『バーフバリ 王の凱旋』

 映画の『バーフバリ 王の凱旋』を視聴。インドの叙事詩『マハーバーラタ』に着想を得た貴種流離譚。古代インドにおける架空の王国マヒシュマティの国王候補であったアマレンドラ・バーフバリが兄バラーラデーヴァの奸計で殺され、バーフバリの一人息子マヘンドラ・バーフバリが暴君と化した伯父を討つ。
 作中で名君というもののカリスマを強調しているところが印象的だった。ハリウッド映画や邦画ならもう少し民衆に焦点を当てただろう。もしくは主役を単なる個人的な英雄に留めただろうが、この作品における主人公は国王として社会的な影響力も振るう。
 確かにバーフバリ父子は超人的な強さと道徳心を有する英雄だが、彼らは法よりも胸に秘める正義で行動し、それは人治主義であるとも言える。無論、悪法は正義によって正されるものだが、そこには正邪の葛藤があるはずであるけれどもバーフバリ親子はそれを自身のカリスマで一挙に解決してしまう。法治主義や国民主権の観点からは危うさも感じるが、それが本作の力強さを減じるところはないために難しい。
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