代休日右往左往

　二月末の休日出勤の代休が本日。そして、確定申告最終日。怠け怠けに伸ばしていた作業に朝から取りかかる。
　ところが、肝腎の源泉徴収票がどこに行ったのか見当たらない。こりゃだめだなと、ギブアップを配愚う者に宣言したところ、医者の領収書の束と一緒に直してあると一言。その束は、こちらが預かったばかりだった。
　これでやれやれと、作業再開。午前中に何とか仕上げて、午後から申告の会場に持ち込む。

　図書館で借りた本の一部に予約がかかったせいで、延長できなかった本がある。その締めきりも本日。申告会場から図書館までの道のりに昼食を挟みつつ、本の残りを読む。結局、読み切らずに図書館に着いてからソファーで最後の何ページかを読んで返却。
　落ち着いたところで、先頃亡くなった西條遊児氏とこの図書館の前ですれ違ったことを思い出す。昨夏のころか。おそらく、ラジオ出演語の調べ物だったのだろう。マスコミと付かず離れず、絶妙の立ち位置を生涯に渡り保ち続けた人だったなと、しばし振り返る。

　図書館の帰りによく立ち寄っていた喫茶店に行こうとしたが、シャッターが閉まっていた。しばらく休むと張り紙がある。故人を思い出した副作用のせいか、店主の病気かなと気を回す。こちらも、リタイア直前。時の流れを感じる。
　と、しばし感傷に浸ったが、今週末も休日出勤予定。せわしなや。