カバーにこうある。
「恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二編」
何も言っていない、むしろ作品を損なう。即刻刷り直してほしい。
甲斐の「レイン」を恋愛ソングと矮小化するようなものだ(笑)。
自ら標本になりたいと願う女。
自分語りの六角形の小部屋。
よく目を凝らせば、僕らの周りにも、いや自分の中にも、
いっぷう変わった志向やモノが、ある。
誰もが「一般的な」生活、「普通の」人生を守ることに、汲々としている。
それは、つまらないことなのかも知れない。
守らなくたって別に構わないのかもしれない。
ログインしてコメントを確認・投稿する