難民に対して、いとうは書く
「苦難を経た彼らを俺たちは見上げるようにして、その経験の傷の深さ、それを心にしまっていることへの尊敬を心の底から感じる。感じてしまう。それが人間というものだ」
「俺はやはり代弁者であることの誇りととまどいと偽善への疑いを持ち続けながら、このあとも他人の話を聞き続けるのだ」
「彼らは俺だと考えることだった」
非常に共感する。
代弁者になれない僕は、偽善への疑いを持ちながら、細々とした途切れない寄付を続けるくらいしか、今は、ない。
それでいいとはまったく思わないが、せめて現場の彼らとともにあるという感覚は手放したくない。
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