最近購入したCDは3枚ほど。
●ジークムント・フォン・ハウゼッガー (オーストリア、1872-1948)
・交響詩「バルバロッサ」
・夜に寄せる3つの賛歌
アントニー・ヘルムス指揮ノールショッピング交響楽団
ハンス・クリストフ・ベーゲマン (バリトン) (2011録音、cpo)
ハウゼッガーの作品のCDはcpoから出ている「自然交響曲」しか持っていなかったので、これが2枚目である。もちろん初めて聴く曲だ。「バルバロッサ」とは、神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世のことなのだろうか。演奏時間約50分に及ぶ壮大なドラマともいえる交響詩で、なかなか素晴らしい曲だ。やはりワーグナー的な重厚な響きの作品である。「夜に寄せる3つの賛歌」は、管弦楽伴奏による歌曲集で、1曲目はしっとりとした夜の雰囲気、何やら落ち着かない雰囲気の2曲目、しみじみと歌う3曲目。これも良い曲だ。
●ニルス・ゲーゼ (デンマーク、1817-1890)
・弦楽八重奏曲 ヘ長調
・弦楽四重奏曲 ヘ長調(未完成)
・弦楽四重奏の楽章 イ短調
アンサンブル・ミッドヴェスト/デンマーク弦楽四重奏団 (2015/2013録音、cpo)
八重奏曲はメンデルスゾーンを意識したような曲のようでもあり、聴いていて愉悦感が得られる曲だ。弦楽八重曹曲以外はこのCDで初めて聴く曲だが、そもそも未完成作品である。2つの楽章だけのヘ長調の弦楽四重奏曲は、実に素晴らしい曲である。しみじみと美しい2番目の楽章が特に良い。1楽章だけのイ短調の四重奏曲は、冒頭でヴァイオリンが奏でるメロディーに惹かれる。独特な雰囲気があって面白いが、弦楽四重奏曲というよりヴァイオリン・ソロと伴奏という感じだ。ゲーゼの室内楽は素敵な作品が多い。
●クリスチャン・シンディング (ノルウェー、1856-1941)
・春のささやき
・民謡風に
・セレナーデ
・15のカプリスより1、2、5、8、12、13、9
・変奏曲「運命」
ヘルゲ・アントーニ (ピアノ) (1986録音、ET’CETERA)
ET’CETERA から出ている「忘れられたロマン派のピアノ音楽」シリーズの1枚。シンディングのピアノ曲は忘れられた存在ということなのか。たしかにメジャー作品とはいえないが、聴いてみると素敵な作品が多い。「春のささやき」と「セレナーデ」以外はこのCDで初めて聴く曲だが、どの作品も詩情にあふれている。比較的有名な「春のささやき」はもちろん、他の曲も素敵な作品で、「北欧のピアノ詩人」というにふさわしい。最後の変奏曲は「運命」という副題が付いているが、詩的なメロディーから展開していく長大な作品である。これは聴き応え十分だ。
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