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2017年10月02日08:57

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2017年9月 読書記録

2017年9月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3508ページ
ナイス数:122ナイス

圧巻だったのは宮部みゆきさんの「この世の春」。分厚い上下巻だったのに、読後すぐにもう一度読み直した。やはりすごい作家だ。

https://bookmeter.com/users/2134/summary/monthly
■間取りと妄想
私は間取り図が好き。以前は不動産広告の間取り図を見ては、何をどこに配置するか考えてついつい時間のたつのを忘れるほどだった。そういえば最近あまりやってないわ。何故かというと、やっぱり普通に販売する家だから似たような家ばかりで面白くなくなったからだろう。この本はそんな私のど真ん中を突いてきた。どの家の間取りも個性的でわくわくする。そしてそこで展開する物語。何度も間取り図ページに戻ってはじっくり読んだ。ああ楽しかった!
読了日:09月02日 著者:大竹 昭子
https://bookmeter.com/books/11932869

■京都西陣なごみ植物店 (PHP文芸文庫)
読了日:09月04日 著者:仲町 六絵
https://bookmeter.com/books/11846820

■世界一まじめなおしっこ研究所: 高校の先生が本気で教える!/自由研究課題・実験事例付き
面白かった。うんちに比べインパクトが弱い気がするおしっこだが、体から排出しなければいけないものをすごい仕組みで作ってることに感動した。人間や哺乳類だけじゃなく、鳥や魚のことまで説明があり、ふ〜ん、へぇ〜だった。おしっこは無菌なんだよとは知っていたが、それゆえ直ちに菌に汚染されてしまうとは。無菌なのは排尿直後だけなのね。
読了日:09月07日 著者:金子 大輔
https://bookmeter.com/books/12096989

■これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)
私が好きなお仕事小説。この会社の規模が大きすぎないので経理部の仕事が分かりやすくて良かった。何より主人公の考え方が私とよく似ているので、私もこれはそう処理するなとか、同感しながら読めた。他の作品も読んでみようと思う。
読了日:09月07日 著者:青木 祐子
https://bookmeter.com/books/10910451

■夏のくじら
夏も終わりかけるこの頃、図書館の棚で見つけて再読したくなった。初読の時はよさこい祭りの進行のことが興味深くて、そちらを気にかけて読んだ。今回はミステリ部分に注意して読めた。ミステリ小説というほどの謎ではないんだけど、あちこちに知ってるから分かることがちらっと書いてある。見つけるたびに嬉しくなった。結果を知ってるけれど、やっぱり早くそこに行きたくて一気読みだった。面白かった!
読了日:09月10日 著者:大崎 梢
https://bookmeter.com/books/577533

■スノーフレーク
再読。ずいぶん前に読んだのでストーリーをだいぶ忘れていたが、だから初読に近い感じで楽しめた。でも初読の時も思ったが、ラストで彼について突然語られる内容の唐突感が、やっぱり気になった。読み直してもあの事に関する記述が全く出てこない。初読時には気づかないけど読み直したら、あ〜こんなふうに書いてあったんだ!というのがあって欲しかった。残念。
読了日:09月13日 著者:大崎 梢
https://bookmeter.com/books/577531

■文房具図鑑 その文具のいい所から悪い所まで最強解説
けん太ろう君、すごい!小学生にして立派な文具オタクだ。きちんと整理して解説できるのも能力の一つ。どんな大人になるんだろう?楽しみだ。私が好きなボールペンは「パイロットジュース」と「ジェットストリーム」だ。両方とも本で取り上げてあり嬉しい。「パイロットジュース」は黒の色が気に入っている。「ジェットストリーム」はなんといっても書き味が素晴らしい。最初にこのペンを使ったときは感動した。イベントで貰ったものだったが、それを持って文房具屋に探しに行った。今では百円ショップで買えるのでありがたい。
読了日:09月14日 著者:山本健太郎
https://bookmeter.com/books/10527653

■ばあばは、だいじょうぶ (絵本・ちいさななかまたち)
たぶん泣いちゃうだろうなと覚悟して読み始め、タンスから出てきたメモのところで涙腺決壊。私の思い出を刺激しすぎだった。私は子供の頃祖母が仏壇の掃除や手入れをする時、いつもそばで手伝っていた。家で暮らすのが限界になった祖母は施設に入所。仏壇は諸事情あって我が家にやってきた。仏壇の手入れをしていた私は見つけてしまったのだ。封筒に入った手紙らしきものを。祖母の字で書かれたそれは、最近頭が悪くなり仏様へのお勤めがちゃんとできなくなってしまったことを詫びる内容だった。気持ちはあるのに出来なくてごめんなさいと。
読了日:09月14日 著者:楠 章子
https://bookmeter.com/books/11302157

■嘘つき女さくらちゃんの告白 (集英社文庫)
こんなにつるつると嘘が言えるものだろうかと思ったが、実際にそんな事件あったわね。日本のベートーベンで話題になったあの方と実際の作曲者。え〜、それはまずいんじゃ…なんて思ってるうちになんか丸め込まれちゃって、でもちょっと嬉しかったとか。たぶんホントにいるんでしょうねこんな人。ラストいや〜なことになるんでは?とだんだん心配になったのだが、やっぱり!!
読了日:09月16日 著者:青木 祐子
https://bookmeter.com/books/11443225

■盤上の向日葵
切ない、あまりに哀しい物語。読んでるうちにどんどん桂介に気持ちが寄り添っていく。最初は嫌いだった東明まで好きになっていった。追う側の刑事たちにも魅力があり、どっちを向いたらいいのか分からなくなってしまう。銀色に光る雪、満開の向日葵、胸がいっぱいになり苦しい。
読了日:09月19日 著者:柚月 裕子
https://bookmeter.com/books/12119955

■おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
「盤上の向日葵」の読後、虚脱状態になりとても普通の小説は読めないと思った。これを図書館から借りてて良かった!気持ちよくふ〜ん、くすっの連続。知ってる話題も多かったけど、語り口が心地よい。こういうの大好きだ。
読了日:09月19日 著者:
https://bookmeter.com/books/11000785

■この世の春 上
感想は下巻で。
読了日:09月26日 著者:宮部 みゆき
https://bookmeter.com/books/12142504

■この世の春 下
時代小説ではあるが、これはファンタジーでおなじみの旅の仲間だ。救い出さないといけないのはお姫様ではなく元若殿だけど。しかも最初からここに居るけど。最初のうちはおそろし系の話かと思ったが、とても現代的なことが基本にある。でもやっぱりあちら系のシーンも出てくるし、ともすれば水と油に分離しそうな話を、違和感なくまとめ上げてるのは宮部さんの力量のすごさ。戦い終わってののちのエピソードもきれいに拾ってあり、静かな読後感になった。2冊を4日間で読み終わり、今また再読しているところです。
読了日:09月26日 著者:宮部 みゆき
https://bookmeter.com/books/12142503


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