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2017年08月29日00:06

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[観劇]シアン・ガーデン/少年王者舘

 アイホールでの千秋楽。天井の木目や穴に異国の風景を幻視する3人家族(?)、引きこもってガラクタでロボットを作る男とその友人、誰にも読めない文字で日記を書く少女とその姉、次々場面は変わっても、ボロアパートの一室、中央にちゃぶ台という舞台は不動。奥の扉や脇の押入れ、壁の穴から次々闖入者があり、時系列も人間関係もぐちゃぐちゃと入り乱れていく…と見せてちゃんとチャート化できそうな精緻に編まれたプロットも感じさせる。ここの劇団の特徴として暗転が実に巧妙で、一瞬の暗転の後、舞台上に忽然と人が現れ、また消え、イリュージョンめいてドキドキさせられる。もう一つの十八番、痙攣めいた執拗なリフレインは今回やや控えめか。群舞する舞台風景をリアルタイムで投影したりする幻燈も効果を挙げていた。
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