mixiユーザー(id:4550802)
日記一覧
- 伊藤計劃トリビュート／藤井大洋他
- 2015年08月25日00:00
計７３０頁という大ボリュームに恥じない傑作揃い。どれをとっても年間ベスト級という水準の高さに驚かされる。オマージュ作品の多さを見るにつけ、「伊藤計劃」メソッドというSFの作り方があるのではないか、という気もしてくる。作家性というより情報の切
- 複成王子／ハンヌ・ライアニエミ
- 2015年08月18日23:31
フィンランド出身作家によるスペースルパン・シリーズ第２巻。正直、１巻はついていけない部分が多かったのだが、アラビアンナイト風の物語内物語を多数内包したこの巻は、その凝った構成もあいまって前巻以上に楽しめた。もはや魔法と化したテクノロジー
- ロード・エルメロイの事件簿２上／三田誠
- 2015年08月17日23:49
Fate外伝魔術ミステリ第二弾。毎回奇怪な城が舞台で、「館もの」としての楽しみもあり。ワトスン役として性根のねじまがったエルメロイ妹＆グレイさんの珍道中から、満を持しての名探偵ロード・エルメロイ�鏡づ仂�(ばばーんと見開き！)の流れは美味しすぎる
- ガラスの街／ポール・オースター
- 2015年08月16日23:37
オースター初読み。ウィリアム・ウィルソンなる筆名で探偵小説を描いているドナルド・クィン(ドン・キホーテと同じイニシャル！)なる作家が、ある日ポール・オースターの名で探偵業に乗り出す・・・という、凄まじく入り組んだ、文学的自己が乱反射してやが
- 魔技科の剣士と召喚魔王５／三原みつき
- 2015年08月13日23:17
生徒会選挙決勝戦やってたかと思うと息つく間もなく西日本が占領されて学徒動員される、という忙しすぎる第５巻。しかもその合間に中華娘と一羽先輩攻略する、という。さすがに戦争編は次の巻に回してもよかったんじゃないの！？ このシリーズ、ゲーム的に
- バリアクラッカー神の盾と光と影／囲恭之介
- 2015年08月12日23:28
謳い文句の「ゴシック・ミステリー」が微塵もかすってなくて酷い。まぁミステリ的展開は確かにあるけども、主人公が２秒で解き明かしちゃう程度のチョイネタでしかなく。確かにジャンル不詳というか、ジャンル詐欺が売りの作品なので、紹介しつらいのだけれ
- 激突のヘクセンナハト／川上稔
- 2015年08月10日23:11
年季の入った川上ファンなら裏表紙一見しただけでテンションMAX。オブスタクル！しかも1st of countless obstacleときたもんだ。どんだけ拡がる川上稔ワールド。最近の「ホライゾン」の超バロック的複雑さと比べ、超シンプル豪快な川上稔的(そこは譲れない)
- City of Saints and Madmen／ Jeff VanderMeer
- 2015年08月09日20:34
「サザーン・リーチ」シリーズ以来気になっていたもので、原書に手を出してみたジェフ・ヴァンダミアによる大都市アンバーグリスを舞台としたファンタジー連作。華やかな大都市の生活の陰に、謎の先住民、茸人や人間に化けるとさえ言われる知性持つ大烏賊な
- 魔技科の剣士と召喚魔王４／三原みつき
- 2015年08月05日23:58
生徒会長選挙ならぬ「戦挙」で４VS４のトーナメント戦！しつつ星風先輩と一羽先輩をメインに攻略する第四巻。このシリーズ、なにが面白いかってやっぱりバトルのタクティカルさ、個々の実力よりも相性や陣形が重きをなすところだと思う。作者のゲーム好きが
- 魔技科の剣士と召喚魔王３／三原みつき
- 2015年08月04日23:29
神話ネタと言えば外せない、例の名状しがたいアレまで参入してきて、いよいよ白熱する学園ハーレム魔法バトル第三巻。よくある安いクトゥルーネタじゃなく、人造神話としての特異なあり方も加味した扱いで、作品世界観の根幹も垣間見せつつ、メタ的にも美味
