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2017年05月21日10:15

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「すべての見えない光」アンソニー・ドーア

第2次大戦下、ドイツの孤児院から戦士になってゆく少年と、ドイツ占領下の町に住むフランスの盲目の少女。
あらゆる理不尽で無意味な出来事を経て、二人は奇蹟的に出会い、別れ、直後少年は地雷で短い生涯を終える。
少女は70年後に、少年の妹から、かつて自分の持ち物で少年が握りしめていた遺品を渡される。

【彼女は思う。
1時間が過ぎるごとに、戦争の記憶を持つだれかが、世界から落ちて消えていく。
わたしたちは、草になってまた立ち上がる。花になって。歌になって。】

世界では戦争がやむことはない。
でも、私たちは見えない光に導かれて、立ち上がる。
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