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2016年12月04日13:55

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佐藤優講演in中野(備忘録)

備忘録だが、どうせなら、興味のある人は読んでみてほしいので、書く。
たったひとつの冗談(もしソ連が北海道の北半分を占領したなら、「日本人民共和国だ出来、鈴木宗男さんあたりが国家主席になり、みなさんは苦しめられたかもしれない)を除いて話しまくった1時間。
ほとんど目を落とさない記憶力に驚いた。

情報があまりに多く、記憶できなかった。ICレコーダーを持って行けばよかった。
いくつか思い出して、記録してみる。

・第2次大戦に関して、3つの側面がある。1.日本と英米の帝国主義国同士の対等な戦争、2.日本のアジア各国への侵略戦争、3.ソ連の日本への侵略戦争

・「信頼」に関して、人は何か、誰かを信用すると許容範囲が広がる。しかし、それを逸脱すると信頼回復は非常に困難である。その例が今の民進党である。

・北方4島に関して、国後択捉は日本は正式に放棄した、それを国内的にだけ修正したが、国際的には認められない。
森政権時に歯舞色丹は返還確実だったし、国後択捉も早晩戻ってくると感じていた。それはインフラや技術供与等で、4島の日本化(つまり現地のロシア住民が日本に返還されて住み続けた方が快適だと感じるようになった)が進んでいたからである。
が、小泉政権時にそれを辞めた。当時すでに大統領だったプーチンからすれば、日本側から返還不要と通告してきたと感じている。
※ここで、当然「日本に返還してもロシア人が住み続けるってどういうこと?」という疑問が生じる。
たまたま先週の朝ナマで、その疑問を田原は鈴木宗男に問うた。鈴木は「それは領土問題における世界の常識だ、ロシア住民を出ていかせることなど出来ない」と答えた。小林よしのりも、三浦瑠偉も、誰も反応しなかった。つまり、わからなかったのか?その重要な話題はまったく続かなかった。

・アベシンがトランプを訪問したことに関して、ヒラリーが勝つに決まってると思ってすでにヒラリーに会っていたので、しまったと思って言い訳に行ったに過ぎない、また、現オバマ政権のことを差し置く愚行である、と一蹴。
アベシンおよび周辺は、すべてを自分たちに都合のいいように解釈する。それが反知性主義である。アベシンの発言がころころ変わることについて「戦略などない」、早晩あの政権は国民から見放される、と断言。

・ソ連は「宣戦布告」前35時間、日ソ不可侵条約を破って不当に日本を侵略した。そして正式な戦線布告は8月10日である。その前に「根室・留萌線」より北の北海道半分の統治をアメリカに打診したが断られた。一般人の乗った樺太から北海道への避難船を「国籍不明」の潜水艦が沈め、浮いてきた人々を機銃掃射した。

書き言葉でも多用される「それだから」という接続詞を10回は使った(笑)。
この男が信用するごく少数の政治家の一人が長妻昭である。
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