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2016年11月12日21:54

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第1回富士山大賞授賞式



蝶人物見遊山記第219回


秋晴れの好日、今年から始まった富士山にちなんだ短歌を募る大会があり、佳作の末席を汚したわたくしめもその表彰式に行ってきました。
というより、選考委員長は岡井隆、選考委員は三枝昂之。穂村弘、東直子という一度は御尊顔を拝し奉りたい方々でしたので、帝国ホテルの「富士の間」に滑り込んだ次第です。

全国から寄せられた千首ほどの応募の中から大賞1、準大賞2、優秀賞13、佳作132が選ばれ、優秀賞以上の方々が演壇に上がって審査員の先生方の講評を受けるという光栄に浴されたのですが、残念ながら佳作の我われは大広間のテーブルに陣取って、ただただ壇上に拍手を送るという仕儀でありました。

彼方から遠望する岡井大人は矍鑠としてお元気そうで、マイクを通しての声も力がありました。

私はかつて日経歌壇に投稿していた頃に、敬愛するこの岡井さんと穂村さん、そして岡井さんの後任の三枝さんに何度か拙歌を選んでもらったことがあったので重い腰を上げたのですが、もう二度とお目にかかる機会もないと思うので、間にあって良かったと思ったことでした。

大賞  見えぬ富士を車窓はるかに感じつつ身延線青き山あいを行く 小西美根子
準大賞 かじかみし指にて君へメール打つ富士山頂にゆるぎなく立ち 岡田貴美子
 同  ともに見し富士の写真を貼りたれば雲海となる母の病室   西村愛美


    富士山に歓声あげる僕ら乗せ修学旅行車激しく傾く  蝶人



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