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2016年11月05日09:55

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ドイツ・ハルモニア・ムンディ盤「受難曲とミサ集」10枚組を聴いて



音楽千夜一夜 第376回

定評あるレーベルからのCD10枚組大安売り版である。中身はバッハのマタイとヨハネの受難曲を2本柱に、パレストリーナ、ゼレンカ、スカルラッティなどだがデ・ローレのヨハネ受難曲、レヒナーの宗教的合唱曲という初めて耳にする曲と演奏も混じっていた。

バッハはお馴染みのクイケンとレオンハルトが指揮するプチット・バンドであるが、私はどちらかというとレオンハルトのマタイを好む。

合唱をする人はマタイよりヨハネを高く評価するそうだが、聞くだけの私はやっぱりマタイのほうが圧倒的に素晴らしい出来栄えだと思う。

そして数あるマタイ受難曲の名盤の中で合唱はあまり上手ではないとくさす人も多いリヒターとミュンヘンバッハによる新旧2つの演奏で、これさえあれば他は要らないとさえ思うのである。


  成長はもうええ加減で諦めてみんなで仲良う分かちあいましょ 蝶人



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