ワールドトークRPG！１／しろやぎ

　RPG世界に飛び込んでチートで無双！というともう飽き飽きという向きも多いだろうが、そのRPG世界がまんまソードワールドver.1で、しかも２０年前から延々遊び続けてきたプレイヤーが、そのキャラとキャラの築いたホームタウンへ、となれば俄然面白くなってくる。というか年代的にドンぴしゃ過ぎてとても客観評価とかできないレベル・・・まぁ、うちは御多分に漏れずTCGに移行してしまった軟弱者なのでアレですが。ソードワールド(旧版)がいかに(D&Dとかに比べ)拡張性に乏しく、高レベルプレイのサポートが貧弱だったかを知ってる人じゃないと、主人公のキャラとワールドへの愛着はなかなか理解しがたいと思う。あのソードワールドを延々社会人になるまでプレイし続けるって…ほんと、いい仲間に恵まれたんだなぁ、という感慨だけで胸いっぱいです。そりゃそんな偉大なGMなら死後にこんな奇跡を起こせても、罰は当たるまい。この手の第１巻の常としてたいした強敵にも出あわず、チート能力で好き勝手(といっても元が地味なソードワールドルール＆世界観を大切にするタイプの年季を経たプレイヤーなので抑制はきいている)するだけの内容なんだけど、十分面白く感じちゃうんだよなぁ。