宿泊をともなうLiveは、雪の盛岡・山形以来だ。
不満ばっかり言ってるヤツだと思われているかもしれない(笑)が、基本はなんでもOKなのだ。
不満や愚痴は近しいが故のものだし、機嫌が悪かったり、何かつまらないことで怒ってたりする
甲斐を見るのが好きだ(今回はなかった、つまらん)。
「ぷらっとこだま」初体験とか、「M仙」とか、「セルフたこ焼き」とか、「セルフ串揚げ」とか、「東山動物園のかわうそ」とか、「神戸の散歩」とか、旅行としても、出会いも、いろいろあった、濃密な3日間だった。
まったく何もしない僕に、いろいろ世話をやいてくれた皆さん、どうもありがとう。
というわけで、本題である。
今思えば、愛ろく2のセットリストが豪華過ぎた。
レッドスターで始まり、渇いた街、橋の明かり、カオス、マッスル。明確なメッセージに満ちたLiveだった。
今回、愛ろく3は、メッセージ性の強い曲を避けたんだろう。理由はわからないが、世間に満ちているメッセージ性に甲斐がうんざりしていたのかもしれない。
むろん、セットリストは「好み」の問題であり、ソロの意味は十分あった。
オープニングは、愛ろく1、2で「エキセントリックアベニュー」「レッドスター」と来たら、3はエゴイストの曲だろう、と多くのソロ好きは期待したはずだ。
しかし、甲斐は裏切った(笑)。
なんと「タッチ」。大阪のチケットを紙飛行機にしてステージに飛ばす準備をしたが、Zepp名古屋のM列端からステージまでは遠いな、と思った。
が、2曲目の「電光石火Baby」で、紙飛行機はやめた。
ギャラウェイ、こうでなくちゃ。
そして「ハートをRock」は、なんだかこみ上げるものがあった。
そうだよ、ストレートライフツアーじゃないか。
「ひかりのまち」
テーブルにはマグカップ、廊下には掛けたシャツ
壁には気取ったみんなの 笑顔のポートレート
音を消したテレビが映り レコードが流れてる
すべて揃ってる いつものように いないのは オレたちだけ
これはもうひとつの「CRY」だ。
机の上の写真立て 伏せられ そのままに
君が手放すととは 思わなかった 二人の夢さえ
そこに 捨ててある
「レイン」は、やはり、絶対ラストに聴きたい。
しかし、とにかくこの曲のありなしは、僕の満足感に大きく影響する。
この曲を歌わない選択をしたLiveは、甲斐との距離が拡がったように感じるのだ。
「ミッドナイトプラスワン」
素晴らしかった。
大阪ではイントロで拍手が起こった。そうだ、客の少なかったカオスツアー、甲斐はあのクールなバックで、あるいは松下誠のギターだけで、大阪駅で、必ずこの曲を歌った。
だって、そうだろう。これだけの曲を書いて歌わない選択などあり得ない。
「エキセントリックアベニュー」
愛のろくでなしテーマ曲。
僕のトリビュートにトリビュートし返された錯覚に陥った。
僕のために、打ち込みなしで、見事にやってくれたCaiBandのすばらしさが分かった。
心のなかで再度、彼らを讃え感謝した。
あとは、いいや。(笑)
タッチは取り換え可能じゃないか、というのが東京に向けた期待だ。
何と、か?
だから、冒頭に書いた通りだ。レッドスター以上にしびれる「エゴイスト」の曲、
ひとつしかない。
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