新国立劇場で「白鳥の湖」を観て来ました。
あまりにも有名なこの演目は若い頃から何度も観てきたのですが
昔は、優雅な白鳥の美しさ、王子様のカッコよさくらいしか印象に残っていなかったような。
この歳になって観たら、多少感想も変わって来たような気がします。
今回のプリマドンナは米澤唯。
王子はワディム・ムンタギロフ(英国ロイヤルバレエ・プリンシバル)。
指揮はアレクセイ・バクラン。
悪魔によって白鳥に姿を変えられてしまった姫オディットと
王子を魅惑しようとす黒鳥オディールの対比もさることながら
これは、王子の成長物語でもあるように見えてくる。
成人式の祝宴で少年時代に別れを告げ、オディットと恋に落ち、
まんまとオディールの虜となり、そして終盤オディットに永遠の愛を誓う。
二人の女性の間で揺れながらの、男としての自覚と成長。
バレエのストーリー性など二の次という向きもあるでしょう。
夢のように美しい衣装、豪華な背景、白鳥たちの群舞、
そして王子と姫の見事なグラン・パ・ド・ドゥ 。
ファゴットとオーボエの旋律に乗った、有名な4羽の白鳥の踊りが私は大好きなのですが
あれは小さな白鳥が悪魔に縛られながらも必死に踊る様子を表しているのだそうです。
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