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2015年06月02日09:25

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「百日紅〜Miss HOKUSAI〜」

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葛飾北斎の浮世絵制作を陰で支える娘のお栄(後の葛飾応為)、その父娘の交流や
江戸に生きる町人たちの人間模様を描いた杉浦日向子の原作を映画化。

北斎の人となりについて以前読んで、驚愕したことがあります。
「超ずぼらな奇人」であり、生涯になんと93回引越ししたのだそうです。
その理由は、要するに絵を描くことのみに集中し、部屋が汚れる度に転居したということらしい。
”炊事や洗濯もせず、煮売屋(惣菜屋)でおかずを買って家で食べ、 包み皮や入れ物はその辺に放置した。
面倒くさいのか、箸も使わず手づかみで食べていたという。
(中略)コタツ布団はシミだらけとなり、部屋もゴミが積もって不潔極まりなく、足の踏み場もなくなる。
こうなると、北斎は転居するわけだ。”(歴史研究家河合敦)

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その北斎をアニメでどう描くのか興味があったのですが
長編の原作を2時間の映画にするということで、さらっとまとめてありました。
それでも北斎の変人ぶり、冷めた娘・お栄との毎日、弟子との漫才のようなやりとりなどが楽しめます。
特に、盲目で体の弱い末娘・お猶へのそれぞれの可愛がり方(北斎は殆ど無視するのですが、実は…)が興味深かった。
お前の描く枕絵には色気がないと言われて、実際に男娼と寝てみようとするお栄は
さすが北斎の娘と言うべきか。
加えて、電気というものがなく夜が長かったあの時代の闇への恐怖、
死後の世界のおどろおどろしさが、龍やろくろ首や地獄絵図などで表されていたように思います。
江戸の風俗に興味のある方にはよいかもしれません。

http://sarusuberi-movie.com/index.html

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